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どんな状況でも「私は幸せ」と言い切れるフランス女性

「人間関係」や「将来への不安」に日々悩む日本人との違いはどこ?

2013年12月5日(木)

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 仕事も家庭も子どもも、すべてを手に入れて、しかもファッショナブルに、スマートに女性が自立して生きられる国。それがフランス――。

冬の終わりのセーヌ川とエッフェル塔。パリの美しい街並みを目当てに世界から観光客が集まる
パリのマルシェ(市場)の風景。フランスは世界随一の美食の国。マルシェにはパン、野菜、果物、肉などさまざまな食材がそろう

 フランスといえば、そんないいイメージを抱いている人が多いのではないだろうか。凱旋門にエッフェル塔、歴史の重みが感じられる美しい街並みや豊かな自然。芸術や文化の香り高く、ブランド品も目白押し。その上、男性たちは「イクメン」が多くて、仕事をしながら子育てがしやすい環境も制度も整っている。出生率も2.0人以上に回復し、育休だって3年間とれる。教育にだってお金がかからない。

 確かにそれは、ある意味事実だ。だが、しかし、今の世の中、何の苦労も心配もなく、悠悠自適に生きている人がどれほどいるだろうか。リーマンショックにユーロ危機、若者の失業率の高さ……。と、ちょっと考えただけでも、フランスにだって不安材料はいくらでもある。

 「いいですねー、ステキな国ですね! フランスの人たちはいつも楽しそうですね」と私が言うと、

 「何を言っているの!?日本みたいな素晴らしい国から来た人に、フランス人がそんな能天気に生きているみたいなこと言われたくないわ。みんな日々の生活に必死なんだから!」なんて言われてしまうこともしばしば。

「仕事と子育て? 大変だけど苦労とは思わない」とフランス女性

 そんなフランスの女性に、もう少し具体的なことを聞くと、こんな答えが返ってくる。

 「仕事と子育てとの両立? 経済的にも体力的にも大変で疲れるけど、それが苦労とは思わないわ。苦労って何のこと? どういうことを言うの?」
 「育休3年間って、とりたい人はとればいいけれど、現実的じゃない。私は仕事が好きだから仕事をしたいし、休んでいたら、その分収入が減るじゃない。お金はあった方がいいもの」

 フランスの男性はというと、「なぜ家事を手伝うかって? 答えは簡単さ。女性にご機嫌よくいてもらった方が、世の中がうまくまわっていくし、家庭も社会も平和でしょう。それだけだよ」。なるほど! 賢い! フランスの男性たち。

 この連載では、こうしたフランス女性(時には男性)の生き方をインタビューを通して紹介していく。フランスの女性が幸せに見えるのは、制度のせいだけではない。みんな、ちゃーんと努力しているのだ。彼女らの生き方を参考にしながら、男女双方の立場で「ちゃんと稼いで楽しく生きる女の道」を皆さんと一緒に考え、追求していきましょう。

コメント40件コメント/レビュー

よくぞ言ってくれたというかんじです。きっとこの連載は反響も呼ぶでしょうけど、批判も多いでしょう。私の友人の女医さんもK子さんそっくりです。日本では、最大公約数に属していない人達は生きづらいです。K子さんのような人も、本人は悩んでいても美人で医者で・・では、同じ女性にも妬まれ、男性には煙たがられ、贅沢病と一蹴されたりしておわりでしょうね。でも、そんな世間の圧力そのものがK子さんを苦しめているのに。滝川クリステルさんもこういった内容の本を出していますよね。初めてみた時は、余りにも理想論すぎて遠い話に感じましたが、外国人の女性の友人がアラサーになるにつれて、本当の話なんだと実感しています。日本は先進国のようにみえて、こういった問題はまだまだ遅れている、と思います。(2013/12/11)

「ちゃんと稼いで楽しく生きる「女の道」」のバックナンバー

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「どんな状況でも「私は幸せ」と言い切れるフランス女性」の著者

増田 ユリヤ

増田 ユリヤ(ますだ・ゆりや)

ジャーナリスト

高校の日本史や世界史、現代社会の講師をしながら、NHKのリポーターを務める。日本と世界の教育現場の取材を重ねる。フランスの知人が増え、フランス女性の生き方を取材するようになった。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

よくぞ言ってくれたというかんじです。きっとこの連載は反響も呼ぶでしょうけど、批判も多いでしょう。私の友人の女医さんもK子さんそっくりです。日本では、最大公約数に属していない人達は生きづらいです。K子さんのような人も、本人は悩んでいても美人で医者で・・では、同じ女性にも妬まれ、男性には煙たがられ、贅沢病と一蹴されたりしておわりでしょうね。でも、そんな世間の圧力そのものがK子さんを苦しめているのに。滝川クリステルさんもこういった内容の本を出していますよね。初めてみた時は、余りにも理想論すぎて遠い話に感じましたが、外国人の女性の友人がアラサーになるにつれて、本当の話なんだと実感しています。日本は先進国のようにみえて、こういった問題はまだまだ遅れている、と思います。(2013/12/11)

家事を手伝う位で「世の中がうまくまわっていくし、家庭も社会も平和」なら楽勝ですよ。共働きの拙宅では手伝うという気持ちを否定されましたもん。それは相手を家事の主体者と考えているからだろうって。あたくしが過半をやっていて、でも指図はされますんで、卑下して手伝ってると言ったら怒られるんですから堪りませんな。日本も様々です。(2013/12/09)

仕事と子育てとの両立で「経済的にも体力的にも大変で疲れ」れば日本では苦労していると言いますが、「それが苦労とは思わないわ。苦労って何のこと? どういうことを言うの?」とある通り、その程度ではフランスでは苦労とは言わないようです。訳語のニュアンスが異なるのでしょう。まあフランスでは苦労を普通に訳さずに「大変で疲れること」と訳した方が同じレベルの比較ができそうです。(2013/12/09)

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川野 幸夫 ヤオコー会長