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日系人強制収容所を知らない日本人

河野太郎・衆院議員に聞く(後編)

2013年11月29日(金)

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 全米には100万人を超える日系アメリカ人がいる。日本をルーツに持つ日系人は、アジア系移民の先頭ランナーとして各分野で大きな功績を残す人物を輩出してきた。その筆頭として挙げられるのは、副大統領(上院議長を兼任)、下院議長に次いで大統領継承順位第3位となる上院仮議長となった故ダニエル・イノウエ上院議員だろう。11月20日には、そのイノウエ議員に一般市民としては最高位となる「大統領自由勲章」が、バラク・オバマ大統領より与えられた。12月17日に亡くなって1周年を迎えるのを前に、「日経ビジネス」では11月18日号11月25日号の2週にわたって、「日系アメリカ人という資産~隠れた『日米のネットワーク』に注目せよ」という特集を掲載。各界で活躍する日系アメリカ人をレポートした。

 「日経ビジネスオンライン」での連載初回となる今回は、日系アメリカ人社会と交流を続けてきた河野太郎・衆院議員に聞いた。

(前編はこちら

日系アメリカ人で米上院の重鎮だったダニエル・イノウエ議員(ハワイ選出)が亡くなってもうすぐ1年になります。

河野氏:彼がバックアップして作った交流団体の米日カウンシルの総会で昨年、シアトルで会った時はお元気だったので、まさかお亡くなるになるとは…。

電話1本で政治家を集めてくれたイノウエ議員

河野太郎・衆院議員は、故ダニエル・イノウエ上院議員と親交を結ぶなど、日系人コミュニティと積極的に交流してきた政治家の1人。(写真:村田和聡、以下同)

 イノウエさんは最初の頃、ワシントンで会っても「俺は日本には行かない」って言ってたんです。「日系アメリカ人が日本の問題に関わるのはいかがなものか」と思っていたのでしょう。

 それが沖縄に行ったりしているうちに、少しずつ東京にも来るようになった。上院で確たる地位を占めるようになって、とやかく言われないようになったと考えたのかもしれません。外務省のプログラムも全面的にバックアップしてくれました。

 彼の存在は本当に大きかった。議員交流で日本の国会議員が米国を訪問する時、彼から「誰に会いたい」と聞かれて、名前を言えば、すぐに電話でアポを取ってくれた。

 「俺の友人が日本から来ているから、夕食会に来てくれ」。そう彼が言えば、みんな来てくれました。それが彼がいなくなるとアポ取るのはやはり大変ですよ。もう頼れないのだから、我々ももっと努力をしなければならない。

日系人に対する日本側の認識も薄れているようです。

ヒラリー・クリントン前国務長官もダニエル・イノウエ上院議員には特に敬意をはらっていた(写真:AP/アフロ)

河野氏:日本で、日系人が強制収容所に入れられたっていうことを知っている人どれくらいいますか。「それ何?」って言われてびっくりしたことがあるんですが。

 やはり日系人に対する日本側の理解も少ない。日系人で東京で働いている人がよく言うのが「日本語ができないと『馬鹿か』みたいな顔をされる」ということ。日本語ができない日系人がアメリカにいて、どういう歴史を歩んできたか。他の国の日系人を含めてちゃんと教育に取り入れるべきなんです。

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「日系人強制収容所を知らない日本人」の著者

細田 孝宏

細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経ビジネス 副編集長

1995年早稲田大学卒業。日経BPに入社し、日経ビジネス編集に配属される。日経アーキテクチュア編集、日経ビジネス・ニューヨーク支局長などを経て現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士