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産後1カ月で復帰するパワーの源は?

パリ市助役を自然体でこなす35歳

2013年12月12日(木)

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筆者:連載の1人目は、パリ市の助役を紹介します。ミリヤム・エル・コムリさん(35歳)です。既婚(正式)で、夫(39歳)と3歳になる娘の3人家族です。

編集者S:えー、パリ市で助役なんて、偉いんでしょう? 私たちとは全然違う、別の世界に住んでいる人でしょう?

筆者:そんなこともないと思うけど。ママ友とのおしゃべりがストレス解消だという、ごく普通の30代の女性よ。まぁ、ちょっと、話を聞いてみて。

第1子長女を出産直後のエル・コムリさん(35歳)。2011年1月の最初の取材時は職場復帰したばかりだった

   ◇   

 「見て、見て~、このおなか! またスシが食べられなくなったのよ!」

 大きなおなかを抱えて現れたのは、パリ市助役(副市長・日本と違い、パリ市助役は市長が政治任命する)ミリヤム・エル・コムリ(Myriam EL KHOMURI)さん(35歳)。この時、第2子妊娠7カ月。フランスでは、妊婦が生ものを口にするのは厳禁とされている。3年前に私が初めて彼女に会ったときも、長女を出産して間もない頃で、日本人の私を見るなりこう言った。

 「私、この前出産したばかりなんだけど、何がつらかったかって、大好物のスシを食べられなかったのが何より苦しくて。子どもを産んだと同時に夫に向かって『スシを買ってきてー!』と病院で叫んだのよ(笑)」 

 くったくがなくて、人懐っこい朗らかな女性。それが彼女の第一印象だ。しかも、そんな素敵な彼女が子育てをしながら政治家として活躍していることに驚かされると同時に、非常に関心をもった。いったいこの国の女性たちは、どんな風に働き、どのようにして仕事と家庭や子育てを両立しているのか、と。いや、そもそも、どうして政治家になんかになろうと思ったのか、と。

「トイレのぞき事件解決」から政治家の道へ!?

 「うーん、そうねぇ、(政治家になるなんて)考えたこともなかったわ。でも、改めて聞かれて振り返ってみると、もしかしたら中学生の頃から政治家への道を歩み始めていたのかも。だとしたら、私の政治家としての人生も長いわね(笑)」

 中学生の頃? じゃあ、生徒会長になって活躍したとか?

 「フランスでは、中学校の学級委員は選挙で選ばれるの。私は中学1年生の時に初めて学級委員になって、身近な問題の解決のために奔走したわ。中でもトイレののぞき事件を解決したこと! これは大きな出来事だったのよ」

 えーっ!?「トイレののぞき事件」がきっかけで、政治家になったというの!?

コメント13件コメント/レビュー

自分で生き方を選択して、決断して生きていること自体が素敵に思いました。そして、それを支える家族や社会がある。文化や歴史的な違いも大きいのかもしれませんが、男性だから女性だからというのではなく、妊娠・出産は女性にしかできないことですし、そういう違いを踏まえたキャリアや、生活感が社会に根付いている証拠でしょうか。Sさんのつぶやきも含めて、日本の社会との違いがとても面白く、自分も妻が政治家になったら、ここまで仕事したらはたしてどう思うか・・・。まだまだ未熟(社会も私も)。 生き方のベストって何かなあ・・・  (おやさん)(2013/12/17)

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「産後1カ月で復帰するパワーの源は?」の著者

増田 ユリヤ

増田 ユリヤ(ますだ・ゆりや)

ジャーナリスト

高校の日本史や世界史、現代社会の講師をしながら、NHKのリポーターを務める。日本と世界の教育現場の取材を重ねる。フランスの知人が増え、フランス女性の生き方を取材するようになった。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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自分で生き方を選択して、決断して生きていること自体が素敵に思いました。そして、それを支える家族や社会がある。文化や歴史的な違いも大きいのかもしれませんが、男性だから女性だからというのではなく、妊娠・出産は女性にしかできないことですし、そういう違いを踏まえたキャリアや、生活感が社会に根付いている証拠でしょうか。Sさんのつぶやきも含めて、日本の社会との違いがとても面白く、自分も妻が政治家になったら、ここまで仕事したらはたしてどう思うか・・・。まだまだ未熟(社会も私も)。 生き方のベストって何かなあ・・・  (おやさん)(2013/12/17)

産後1か月で復帰できるのはヨーロッパ人と日本人との体力の差というものもあります。私もヨーロッパの国で長男を妊娠しましたが、近所の妊婦さんが夜6時に産気づいて病院に行き、9時半には赤ちゃんを抱いてご帰宅したり、バレエの先生が39週までレッスンしていて次の週に行ったら生まれたての赤ちゃんを床に寝かせて普通に踊っていたり・・・というのを見て日本出産を選びました。産科で他の妊婦さんを観察していてもやはり日本人は骨格も生まれながらに備わっている体力も違うと思いました。日本で出産を選んだ私にはパートナーやその親や親戚・近所のおばさん達から非難の嵐でした。でも自分の命を守るため無視です。ただ、日本の女性がなぜそんなに人の目を気にして生きているのかわかりません。世間や人の目が、将来自分が後悔したときに責任を取ってくれるわけではないと思います。(2013/12/16)

これは編集者Sが酷いな、「フランスがうらやましい。何だか、日本に生まれた時点で「もう違う」」って何や。「自分で自分の人生を歩む」って実際はそうしなければ痛い目に会う社会だから促されてなる物。日本は逆に「流されてもそれなりに面白おかしく生きれる」と言う意味で幸せと見る人が海外では居るでしょう。暗部を見ずに、成功者だけ見てれば素晴らしい世に見えるもの。隣の芝生は青いのだ。(2013/12/12)

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行天 豊雄 国際通貨研究所名誉顧問