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医療と福祉を進めたマンデラの20年

「先進国病」南アフリカに生まれる市場

2013年12月10日(火)

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 12月5日、南アフリカのネルソン・マンデラ氏が亡くなった。マンデラ氏の功績により、アパルトヘイトは撤廃され、南アフリカは自由と平等の国となった。20年経った今、豊かになった人々も増えたものの、新たな課題に直面している。

マンデラ氏の銅像が立つ、ヨハネスブルグのマンデラスクエア前に集まる人々と献花。マンデラ氏の訃報から一夜明けた6日、筆者撮影

 南アフリカを初めて訪れた人は、ヨーロッパのような町並みと整備された道路やインフラに、「貧しい途上国アフリカ」のイメージを裏切られ、驚く。さらに見渡せば、貧しいはずのアフリカなのに、「太っている人が多い」ことにすぐに気がつくだろう。

 お腹や腰回りにたっぷりとした肉がつき過ぎている人が、歩くのもつらそうにレストランから駐車場の間を移動している。ほとんど球体といっていいような、とんでもなく太っている人もちらほらと目にする。

南アフリカ最大の黒人居住区ソエトにあるスーパーマーケット。左は併設のファストフード店

 WHO(世界保健機関)の調査によると、南アフリカでは成人の45.1%が「太り気味・肥満(BMI 25%以上)」に該当する。女性に至っては54.9%だ(日本では成人の23.2%、女性の19.9%が該当)。筆者は毎年延べ10カ国以上のアフリカ諸国をまわるが、他のアフリカ諸国から南アフリカに入ると、肥満度の高さは明らかだ。逆に、南アフリカで過ごしていると、目が慣れてしまい、自分が痩せているような錯覚に陥るので要注意である。

 車社会とカロリーの高い食事が原因だろうか。炭水化物に肉と野菜のシチューで構成されるアフリカ他地域の食事と違って、南アフリカにはアメリカナイズドされた食事があふれている。ファーストフードチェーンはマクドナルドやケンタッキーといったグローバルブランドはもちろんのこと、多くの地元ブランドが存在し、どこででもポテトやハンバーガーが手に入る。貧しい人々が住むエリアでも、スーパーに並ぶチョコレートの種類は豊富だ。

 食料自給率が高い畜産国・農業国である南アフリカでは、肉もイモも食用油も手に入りやすい。スーパーに並ぶステーキ肉は、最小のもので400グラム。800グラムや1キロは小さい方で、2キロの肉も並んでいる。

 さらには南部の西ケープ州を中心に良質なワイン農園群が広がる。日本での知名度は低いが、フランスやイタリアを超えるといってもよい高品質の南アフリカワインが、1本300円や500円といった価格で買えるのだ。太らずにいるのは難しい。

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「医療と福祉を進めたマンデラの20年」の著者

梅本 優香里

梅本 優香里(うめもと・ゆかり)

アフリカビジネスパートナーズ パートナー・共同創業者

コンサルティングファームに勤務後、アフリカに特化したコンサルティング会社であるアフリカビジネスパートナーズを創業。日本企業のアフリカ進出に関わる支援を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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