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マリッサがヤフーに引き抜いた「可愛い子ちゃん」

スーパーアンカー、ケイティー・クーリックが進む道

2013年12月6日(金)

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写真:ロイター/アフロ

 ケイティー・クーリックは、「アメリカのスイートパイ」と呼ばれている。スイートパイとは、「可愛い子ちゃん」とでも訳せるだろうか。アメリカ国民みなから愛される人物という意味だ。

 50代半ばの女性をつかまえて「可愛い子ちゃん」もあるまいと思うのだが、クーリックには確かにそんなイメージがある。クーリックは、今やアメリカでもっとも有名な女性テレビ・ホストでありながら、声高に叫ぶうるさいところもなく、ジャーナリスト的な堅苦しいところもなく、セレブ然とした臭さもない。もちろん、可愛い子ぶっているところはまったくない。開けっぴろげでストレートで、あっさりした性格。そんなところが好感度を高めているのだろう。

 クーリックのテレビ・ジャーナリストの経歴はざっと見るだけでもその華々しさが分かる。

 クーリックは、女性として初めてアメリカの三大ネットワークすべてでニュース番組のアンカーを務め、また女性として初めて夕方のニュース番組のソロのアンカーを務めたという業績の持ち主である。競争の激しいテレビ界で、注目される番組のポストを一人占めするような人気と実力。彼女は、伝説的なテレビ・ジャーナリストとして名前の挙がるウォルター・クロンカイト、ダン・ラザー、バーバラ・ウォルターズと同レベルに分類されるのだ。

 クーリックは、最近でこそ柔らかい女性向けの朝の番組の顔として知られているが、そこに至るまでには厳しい場数を多く踏んでいる。走り出しの頃はCNNニュースのレポーターとして画面に登場した。その後は、NBC関連局に移り、ペンタゴン担当記者として、アメリカのパナマ侵攻や湾岸戦争をカバー。

 キャリアを積んだ後は、重要人物のインタビュアーとして知られるようになった。フォード、カーター、クリントン、ブッシュ親子、オバマなど歴代の大統領、ヒラリー・クリントンら無数の政治家、ノラ・ジョーンズらミュージシャン、そして映画俳優など。その間にも、ハイチの大地震やエジプト革命など、世界の大事件には借り出されてレポーターを務める。

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「マリッサがヤフーに引き抜いた「可愛い子ちゃん」」の著者

瀧口 範子

瀧口 範子(たきぐち・のりこ)

ジャーナリスト

シリコンバレー在住。テクノロジー、ビジネス、社会、文化、時事問題、建築、デザインなどを幅広く日本のメディアに寄稿。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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