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「ちきゅう」南海トラフで黒潮と闘う

巨大探査船「ちきゅう」を動かす3人の男(2)

2013年12月20日(金)

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JAMSTECの誇る巨大探査船「ちきゅう」の第2回。過酷な黒潮の海から、水深7000メートルの海底まで。これまで誰も挑戦したことのないフィールドでの掘削、サンプル採取には、大変な困難が待ち受けていました。現場をとりしきる船上代表にうかがいました。(写真=田中良知)

地球深部探査船ちきゅう

 深い海の底を掘っていく上での苦労はどこにあるのか。

船上代表の澤田郁郎(さわだいくお)さん

 その疑問に答えてくれるのは、澤田郁郎さん。

 55歳と聞いてびっくり、どう見ても40代の澤田さんは、赤い作業服がとても似合う、海の男だ。

 澤田さんは、このちきゅうのOSI、つまり、Operation Super Intendent。日本語で言えば、“船上代表”である。

 こんなに格好いい肩書きが、この世にあるとは知らなかった。

船上代表というお仕事

 船上代表は何をする人なのか。それは、ちきゅうに乗り込む、3つのグループをとりまとめる役割だ。

 ちきゅうに乗り込む人たちは、以下のどこかに分類される。

  1. JAMSTECの地球深部探査センター(CDEX)に所属する、掘削や地質に関する技術者。澤田さんも、ここに所属。

  2. IODP(という日米欧を中心とした世界20数カ国による国際深海掘削研究プログラム)加盟国の大学や研究機関に所属する、研究者。JAMSTECの研究者も、ここに含まれる。

  3. JAMSTECからちきゅうの運航を委託されている会社の、船舶や掘削、それに研究ラボの技術者。船長さんや機関長さん、料理や洗濯のスタッフはここに所属している。

 この3グループの計200名(定員)を統括するのが、船上代表だ。

 具体的な仕事はというと、ドリラーズハウス内では、ドリラーたちの仕事の監督を担い、パイプの位置合わせのために船体を動かす必要があると判断すれば、船長らにそれを指示し、どのタイミングで掘り始めるかどこまで掘っていけそうかなどの作戦会議の際には、参謀長を務める。

ドリラーズハウスで指揮をとる澤田さん(中央の青い服)(提供:JAMSTEC/IODP)

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「「ちきゅう」南海トラフで黒潮と闘う」の著者

片瀬 京子

片瀬 京子(かたせ・きょうこ)

フリーライター

1972年生まれ。東京都出身。98年に大学院を修了後、出版社に入社。雑誌編集部に勤務の後、2009年からフリー。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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後藤 忠治 セントラルスポーツ会長