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全社100kmウォークが画期的新製品を生み出した!

産業用ヘリコプター製造/ヒロボー(広島県府中市)松坂晃太郎社長に聞く(後)

2013年12月17日(火)

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(前編はこちら

社長:私は理系なので、こういう証明もできます。欲望をコントロールするのが脳にある前頭前野と言われています。ここを鍛えるためには、「無心になること」が有効とされています。でも無心になることは日常生活の中ではとても難しい。この無心になる訓練のために100kmウォークをやっているとも言えるでしょう。

記者:欲望をコントロールできるようになると、仕事上、どういうメリットがありますか。

社長:たとえば笑顔が作れるというのがあります。笑顔は相手とのコミュニケーション上で、最大の武器になります。笑いというのは、人間に本来備わっていなければならない能力です。だけれど、現代生活の中ではそれが衰えてきているのです。自然と笑顔が作れるようになるためには、前頭前野を鍛えなければいけない。人懐っこい人って、どこに行っても得をするでしょ。

記者:100kmウォークを続けて、社員の表情が変わったというのですか。

社長:おっしゃる通りです。ものすごくいい笑顔をしています。特にゴールした瞬間の笑顔は素晴らしいです。

100km歩いて、増収増益

記者:もちろん過酷な経験をすることで忍耐力、粘り強さも鍛えられる。

100kmウォークのゴール地点で

社長:そうです。逆に、人間が本来、持っていなければならない能力が備わっていない人は、何をやらせても駄目です。大切なのは「人間力」ともいいましょうか。意志力、相手に共感する力、感謝力……。基本的なことだけれど、現代ではそこが失われている人が多い。「相手を気遣う力」もそう。例えば同僚の体調が悪い時や、仕事に行き詰っている際、仲間が助け合い、仕事を完遂する。言い換えればチームワーク力とも言えるかもしれませんが、この力が備わっている人間が多い会社は強い。

記者:ヒロボーで実際に効果は表れていますか。

社長:すごいですよ。私は独自に統計を取っているのですが、100kmウォークの参加者が多い部署ほど増収増益です。これは事実です。だから彼らは自信をつけ始めています。これまで100kmウォークの主宰者は私でしたが、今では社員が会長を務め、主体的にやっていますよ。

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「全社100kmウォークが画期的新製品を生み出した!」の著者

鵜飼 秀徳

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)

日経おとなのOFF副編集長、浄土宗僧侶

京都市景観市民会議委員(2016年)、佛教文化学会会員。 1974年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、報知新聞社へ入社。2005年日経BP社に入社。日経ビジネス記者などを歴任。2016年4月より日経おとなのOFF副編集長。浄土宗僧侶の顔も持つ。正覚寺副住職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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