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愛人に書かされた遺言書

遺産を食いつぶす高齢ニートも~親の危ない遺産10(3)

  • 日経ビジネス編集部

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2013年12月24日(火)

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 保証人にだけは絶対なるな――。家訓のように受け継がれている家庭も多いのではないだろうか。保証人になってしまい、他人の借金で自分の首を絞めるケースは後を絶たない。日本弁護士連合会によると、「保証債務や第三者の負債の肩代わりを原因として、破産等の手続きを申し立てた人」は破産債務者の約25%にも上る。破産申し立てをしている4人に1人は、自分の借金ではなく、他人の保証人になったことなどが原因で破産しているのだ。

義母が親戚の連帯保証人だった

 自分が連帯保証人になったならば、自己責任と言える。しかし、自分の親が、第三者の連帯保証人になっていたらどうだろうか。親が亡くなった後、いきなり督促状が届き、見たことも聞いたこともない人の負債を肩代わりする羽目になる…。相続する以上は「プラスの資産」だけでなく、「マイナスの資産」も引き継がなくてはならない。

 Hさん(57歳)は、昨年義母を亡くした。悲しみに暮れる妻に、1通の督促はがきが届いたのは義母が亡くなってしばらくしてからのこと。それによれば、義母が親戚の連帯保証人になっており、800万円の債務支払義務が発生しているという。

 実は、義母が連帯保証人になっているという話は、亡くなる10年ほど前に妻から聞いてはいた。当時、連帯保証人になっていた親戚の質屋が倒産し、義母が土地と家を売って借金を肩代わりしたのだ。福岡市内の一等地にあった土地と家は、合わせて1億円近くになったが、そのほとんどを返済に充てたという。その後、義父母は、アパート暮らしになった。「それで解決したと思っていた」とHさんは当時のことを振り返る。

 しかし、義母の死後、新たな督促が届いたのだ。800万円の督促に最も驚いたのは、Hさんの義姉だった。義姉は、脳梗塞を患い、長らく下半身麻痺の生活を余儀なくされている。これ以上新たな負債が出てきた時に、身寄りのいない自分はどうしようもない――。そんな義姉の気持ちもあり、“全会一致”で相続放棄を決めた。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官