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一番厳しいお客さんは常に「自分」です

プロダクトデザイナー柴田文江さん(4)

2013年12月27日(金)

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アンケートやデータには振りまわされない

川島:「ユーザーのことを考えたデザインが大事」とよく言われますが、メーカーのデザイナーと話していると、「マーケティング部門や商品企画部門から上がってくる調査データでがんじがらめになってしまって、思うようなデザインができない」という声を聞きます。外部デザイナーである柴田さんは、どういうふうにデザインを決めていきますか?

柴田:誤解を恐れずに言うと、私にとって「ユーザーのことを考える」とはイコール「自分のことを考える」です。他人の意見やアンケートのデータではない。

川島:えっ、自分?

柴田:これを使う時は普通こうやって使うよねとか、こんなふうには使わないだろうなとか、我が身に置き換えて、考えを巡らせます。「自分のことを第一に考える」って、すごく独り善がりな感じがするかもしれませんが、私は自分自身が最良のモニターだと思っています。「人間としての典型は自分の中にある」と言っていいかもしれません。

川島:柴田さんがデザインのプロで一般人とは異なる特殊な人では、ってことは?

柴田:ないです。人間、個別に違うのは表層だけで、身体の機能や感覚は同じだし、根っこの思考パターンや行動パターンはお互い似ています。私は自分を見つめて「人間の典型」を自分の中に探しています。その答えがデザインにつながる。

川島:「人間の典型」と言うと?

柴田:これからデザインする商品の使い手の一人として「自分」を考える。つまり自分を「人間の典型」ととらえるわけですね。そんな「人間の典型」である自分がユーザーとしてモノをどう感じるのか、人とモノとの関係性を考え抜いてトライ&エラーを繰り返します。厳しいお客さんですよ、容赦ないです(笑)

川島:ああ、美意識の高い柴田さん自身が「お客さん」って、ものすごくおっかないですね。ハードル、高そう!

柴田:(笑)

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「一番厳しいお客さんは常に「自分」です」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所所長

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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