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宇宙生物学の研究者がなぜ建設会社に入ったのか

大林組・宇宙エレベーター建設プロジェクト(4)

2014年1月17日(金)

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宇宙へ行く方法といえばロケット。だが、ずっとコストのかからない“宇宙エレベーター”をつくる話がいま注目を集めている。本当に実現できるのか。実現するとしたらいつなのか。民間企業ながら専門のプロジェクトチームを立ち上げ、研究者から「一番リアリティがある」とも評される構想を発表した建設会社の大林組に行ってみた!(文=川端裕人、写真=藤谷清美)

 大林組が公表した宇宙エレベーター構想を練ったのは、そのために特別編成されたプロジェクトチームだった。その中心人物、石川洋二さんは宇宙航空学で博士号を取った専門家である。

 建設会社と宇宙工学、というと、なぜ? と思う人も多いだろう。

 現時点で、建設会社が、月面基地やらスペースコロニーやらを作っている事実はないし、宇宙エレベーターにせよ、まだ、実際に作ろうという公的な動き、あるいは民間でも具体的な計画を持って動き出している機関はない。

 それなのに、なぜ宇宙工学者が建設会社にいるのだろう。そのあたりの経緯を伺った。

 「私、大学院は、当時、東大の附属だった宇宙科学研究所でして、電気推進をやってる研究室に入ったんです。はやぶさのイオンエンジンをつくった研究室というと分かりやすいですかね。その時の指導教官が、生命の起源にも興味をもたれて、工学とはあまり関係ないんですけど、宇宙における生命の起源の研究を始めたんですね。具体的には、はやぶさのイオンエンジンにも使う電離気体、プラズマの状態で化学的な反応を起こして、有機物、あるいはその元となるシアン化水素を作ることが出来るという研究で、工学博士をもらったんです」

石川洋二さん。
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川端 裕人(著)、三島 和夫(著)

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「宇宙生物学の研究者がなぜ建設会社に入ったのか」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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