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互いに“だまされる”のではないかという疑心暗鬼からのマイナススタート

  • 筏井 哲治=ピアズ・マネジメント

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2014年1月27日(月)

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 前回はoDeskをはじめとしたグローバルなクラウドソーシングサービスのなかには、日本円で数千円をかすめ取ろうとするような悪党が紛れ込んでいることをお伝えしました。oDeskでは(残念ながらまだ)ユーザー(登録者本人)を一意に特定することはできません。ちょっとポカをやったり、ヘマをやったりしてレビューや評価が悪くなったら、そのユーザー情報(アカウント)はすぐに捨てて、新しくユーザー登録し直すことで、自分を“リセット”可能です。

 これは悪党たちとのイタチごっことも言えるもので、「この問題がなくなるまではクラウドソーシングを使わない」などと言っていると、いつまで経ってもクラウドソーシングを活用できる日はやって来ません。

 そこで前回は、悪党に引っかからないために気をつけるべき点をいくつか挙げました。そこで今回は逆に、「いい人」を見つけたら、いかにして良好な関係を維持し、なるべく長く取引を行うかというポイントを解説したいと思います。

低コストなクラウドソーシングで最もコストがかかるもの

 クラウドソーシングは低コストで大きな成果を期待できる可能性があります。その代わり、「ローコストでいい仕事をしてくれる人を見つけ出す」ためには、大きな時間的なコストと労力が伴うことは肝に銘じておかなくてはなりません。

 というよりも、クラウドソーシングを活用したビジネスの成否は、この「人選」に99.9%かかっていると言っても言い過ぎではないでしょう。

 特に単発のデザインや制作ではなく、長期にわたるシステム開発となると、たとえコストの安いクラウドソーシングとは言っても、とても大きなリスクを伴います。遠隔地で、しかも異文化に生きる外国人と良好な関係を作り、同じチームメートとしてプロジェクトを成功に導くには、何が何でも信頼できる優秀なエンジニアを獲得する必要があるのです。

 会うこともなく、人となりも分からず、どのようなバックボーンがあるのかもよく分からない人たちと、それこそゼロから人間関係を作っていくことは、並大抵のことではありません。お互いにだまされるのではないかという疑心暗鬼の状態からのスタートですから、考え方によってはマイナスからのスタートとさえ言えます。

 そのような状況下で、いい人を効率的に探すため、僕らがoDeskが提供している様々なシステムを使っていることは、第2回で解説した通りです。これに加えて、いい人からの応募数を増やすには、自分たちがフリーランサーの評価やスキルを見るだけは十分とは言えないでしょう。

 僕らが考える理想的なエンジニアとの関係は、お互いに敬意を払えるような高度な技術を持っていることと、常にポジティブで建設的なアイデアや課題の解決策を出し合えること、素早くそして円滑にコミュニケーションが取れること。この3つがそろっている関係です。

 このような関係は当たり前ですがoDeskが提供してくれるシステムからだけでは推し量ることができません。契約をする前に仕事に対する姿勢や誠意、そしてコミュニケーションのスピード感、お金や契約に対する考え方などについて、事前にしっかりと意見を交換しておくことが重要です。

 一歩踏み込んだコミュニケーションを取るに当たって、相手が誠意を持って対応してくれるかどうかは、相手がこれまでに得た評価やレビュー以上に、実は契約するこちら側の評価も重要になります。

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