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事実婚の何が悪いの? 結婚なんて信じてないわ

結婚するかしないかは、私と彼とが決めること

2014年1月23日(木)

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編集者S:ねえねえ、オランド仏大統領のニュース見ました?

「フランス大統領に“不倫”疑惑」

 ヘルメットをかぶって、スクーターの後ろにまたがって、エリゼ宮(大統領府)から彼女のもとに駆け付けるなんて!しかも大統領が!やりますよねー、フランスのオトコったら(笑)。でも、彼は事実婚なんですよね。“不倫”という言い方はちょっと違和感があるかも。

筆者:そうかもしれないわね、確かに、法律上は「独身」だから。フランスでは事実婚は珍しいことではないけれど、でも、お互いを信じ合うことで成立しているのも、また事実婚の真実。オランド大統領(59歳・今年還暦!)は、これまでパートナーに選んだ女性たちと事実婚を繰り返しています。現在のパートナーは、ジャーナリストのバレリー・トリルベレールさん(48歳)。その前は、サルコジ前大統領と大統領選で争った政治家のセゴレーヌ・ロワイヤルさん(60歳)で、彼女との間には子どももいます。そして今回のお相手が、女優のジュリー・ガイエさん(41歳)。

編集者S:何だか才色兼備の素晴らしい女性ばかりですね!

筆者:そうなのよ! 去年、オランド大統領が訪日の際に、事実婚のバレリーさんをファーストレディとして扱うか否かで、日本ではちょっとした物議を醸したでしょう? 結局、正式なパートナーとして国賓扱いすることになったけれど。

編集者S:今回の件についても、オランド大統領は(ガイエさんとの関係を)否定していないばかりか、記事がプライバシー侵害に当たるから訴訟を検討するという姿勢をとっていますよね。日本人の常識とか、生き方から考えると、理解しづらいというか、あり得ない対応だなとも思います。

筆者:確かに。でも、今回の報道の直後にフランスで世論調査を行ったら、77%が「私的な問題だ」とし、支持率が低迷しているとはいえ(2013年10月調査で、歴代最低の24%)、84%は大統領への評価は変わらないと答えたそうだから(朝日新聞2014年1月15日朝刊)。

編集者S:大統領としての仕事と、プライベートは関係ない、というのがフランス人の考え方なんですね。

筆者:今回、紹介する女性も事実婚を選んだ1人よ。カリン・ガルニエ(Karine Garnier)さん(35歳)。パートナーとの間に3歳の男の子がいます。彼女は「結婚なんて信じてないわ」と言っていたわ。

カリン・ガルニエさん(35歳)。グラフィック・デザイナーを売り込む営業活動をしている

   ◇   

新進気鋭のアーティストをプロデュース

 パリ市の北東部にあたる10区。アジア系移民の多いベルヴィル地区に、カリンさんは自分の事務所を構えている。仕事は新進気鋭の写真家やイラストレーターを発掘し、プロデュースすること。スタッフはアルバイトの女性1人のみだ。

 「仕事相手を自分で決められるでしょう? 自分が『これだ!』と思ったアーティストと直接仕事ができるし、彼らと一緒に作品を企業やギャラリーなどに売り込みに行って、仕事をゲットできたときの嬉しさといったらないわ!やりがいのある仕事よ」

 とはいえ、カリンさんが本当にやりたかったのは、この仕事ではない。本当にやりたいのは、ドキュメンタリーの制作だ。

コメント7件コメント/レビュー

在仏10年の日本人男性です。妻がフランス人で彼女は精神分析医をしており、正式に結婚しています。フランスは、キリスト教がそうであるように、「個」というものを非常に大切にします(いい意味でも悪い意味でも)。そもそも真逆といっても過言で無いほど文化のベースが大きく異なる日本にとって、このような針の先ほどの現象を取り上げて比較することは非常に難しいことだと思います。これはフランス人と日常生活を送っていると直接経験として身にしみてわかることです。私の目から見て、一番の被害者はやはり子供です。両親の離婚再婚に左右されて大きくなった子供たちの多くが精神分析を受けながら日常生活を送っているという影の部分にもしっかりと目を向けるべきでしょう。光の反対側には影が必ずあります(またフランスは世界で一番抗欝剤の消費量が多い国でもあります)。ご参考まで。(2014/01/24)

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「事実婚の何が悪いの? 結婚なんて信じてないわ」の著者

増田 ユリヤ

増田 ユリヤ(ますだ・ゆりや)

ジャーナリスト

高校の日本史や世界史、現代社会の講師をしながら、NHKのリポーターを務める。日本と世界の教育現場の取材を重ねる。フランスの知人が増え、フランス女性の生き方を取材するようになった。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

在仏10年の日本人男性です。妻がフランス人で彼女は精神分析医をしており、正式に結婚しています。フランスは、キリスト教がそうであるように、「個」というものを非常に大切にします(いい意味でも悪い意味でも)。そもそも真逆といっても過言で無いほど文化のベースが大きく異なる日本にとって、このような針の先ほどの現象を取り上げて比較することは非常に難しいことだと思います。これはフランス人と日常生活を送っていると直接経験として身にしみてわかることです。私の目から見て、一番の被害者はやはり子供です。両親の離婚再婚に左右されて大きくなった子供たちの多くが精神分析を受けながら日常生活を送っているという影の部分にもしっかりと目を向けるべきでしょう。光の反対側には影が必ずあります(またフランスは世界で一番抗欝剤の消費量が多い国でもあります)。ご参考まで。(2014/01/24)

>動物としての生理を無視している産みっぱなしの動物もいれば、母親だけが育てる動物もいれば、群れで育てる動物もいる、もっと言えば群れのボスだけが子供を持てる動物もいる。どういう形で子孫を残すかは社会的には問題でも、生物学的には問題では無いのでは。(2014/01/23)

やっぱり今回も「子供目線」の考え方が欠如している気がする。ベビーシッターにしろ何にしろ,両親以外の人が乳児の時代から関わるのはいいことなのだろうか?どうも動物としての生理を無視している気がして仕方ない。大人の事情を子供に押しつけていいのかなあ・・・(2014/01/23)

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石橋 未来 大和総研政策調査部研究員