• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ファミマ海外展開好調は「脱日本流」にあり

成功体験を他国へと横展開し、成長加速

2014年1月21日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 戦後復興と高度成長を支えた輝かしい言葉、メード・イン・ジャパン。かつて「粗悪品」の代名詞だったそれを、先人たちは「高品質」を表す言葉に塗り替えた。日本で、日本人が生み出すからこそ、実現できる価値があると信じてきた。

 だが、経済が国境を容易に越えていく今、「日本」へのこだわりと過度の矜持は、ただ感傷的な懐古と驕慢を呼ぶにすぎない。

 攻めの2014年、世界に経営を開くために本誌が提起したいのが、「メード・ウィズ・ジャパン」の3語だ。

 世界中の人や組織が、「日本と共に」価値を生む――。ここでは、紙幅の関係などで日経ビジネス1月13日号の特集「メード・ウィズ・ジャパン」で掲載し切れなかった事例を通じて、日本が今後10年にわたって成長を続けるための条件となる「メード・ウィズ・ジャパン」というテーマを改めて訴えたい。

 米国で誕生し、1973年に日本へ輸入された小売りの業態であるコンビニエンスストア。上陸から40年余りが経ち、中食と呼ばれる弁当などの物販を増やして店舗サービスを充実させてきた。日本独自のサービスを付加して国内で磨きをかけ、米国にはない新たな小売りのスタイルを確立。そして、国内コンビニ各社はその実績を基に、アジアを中心に積極的な海外展開を進めている。

 日本独自の小売りサービスを輸出するとあって、コンビニの海外展開を「メード・イン・ジャパン」の輸出と捉える向きがある。だが、実際は異なる。

 「日本で売れている商品をそのまま台湾へ持っていっても、全然売れなかった。小売業は現地化しなければ未来がないとその時点で分かり、現地パートナーの意見をしっかりと聞いて、土地に根差した店づくりに転換した」

こう語るのは、ファミリーマートの海外事業部で東アジアグループを見る小川修史マネジャーだ。

ファミマは海外で国内より多い約1万3000店を展開

 ファミリーマートは国内では3番手だが、1988年に台湾へ出店したのを皮切りに、米国や韓国、中国本土や東南アジアと果敢に攻めている。2009年には海外店舗数が国内店舗数を抜き、2013年11月末現在も国内1万162店に対して海外1万2949とその差は拡大するばかりだ。国内トップのセブンイレブンやローソンも海外出店を強めているが、一番勢いがあるのはファミマだ。

 特に優勝劣敗がくっきりと出ているのが、中国・上海での攻防だ。成長スピードが鈍化しつつあるとはいえ、上海市場は世界でも指折りのコンビニ激戦区となっている。国内3社だけでなく、現地資本や台湾資本の同業態がしのぎを削っている。

「MADE WITH JAPAN 世界と共に未来を創る」のバックナンバー

一覧

「ファミマ海外展開好調は「脱日本流」にあり」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

お客様が低価格に慣れてきている。

片岡 優 ジェットスター・ジャパン社長