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任天堂が苦戦しているもう1つの理由

2014年1月23日(木)

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 2013年の年末商戦を終えても、任天堂のWii-Uの売れ行きは、なかなか上向きになりません。いまなお苦戦していることが見えてきました。

 この件について「人気ソフトが不足している」といった視点から分析される記事が多いのですが、当コラムでは、ちょっと違った切り口から解説いたします。

 というのも、Wii-Uというゲーム機の最大の特徴は、オンライン機能にあるからです。任天堂は「ニンテンドーネットワーク」と呼ばれる独自のオンラインサービスを提供しており、その仕組みそのものがソフトの内容とがっちりと噛み合っていることこそが、このゲーム機の最大の特徴なのです。

 プレイヤーは、とくにネットワークに接続されていることは意識しなくていい。しかし、ゲームをプレイしているだけで、プレイ状況に合わせた新しい情報が飛び込んでくる。他のユーザーからのコメントなども表示され、それをヒントにしてゲームを薦めたりできる。そういったコミュニケーションが、ごく自然に発生する仕組みになっているゲーム機です。

 しかし、実際にプレイしていると、その仕組みは、思ったほどには機能していません。各ソフトの感想などは読めますが、それが既存のSNSよりも面白いかというと、そんなことはない。ゲーム機ならではのコミュニケーションの面白さを、あまり感じられないのです。

 このように、ゲーム機が持つ最大の魅力を活かせていないことが、Wii-Uが話題を集められていない最大の理由ではないかと、個人的には思います。

2012年12月に発売されたWii-U。二度の年末商戦を越えたものの、まだ普及ペースは伸び悩んでいる。

ゲーム機とSNSの相性は、さほど良くない

 もともとテレビゲームは、既存のSNS(ソーシャルネットワークシステム)との相性がよくありません。

 なぜならSNSとは、「いま、何が起きているか」を瞬時に共有することに長けたサービスだからです。TwitterもFacebookもLineも、そこで話題の中心になるのは、いまリアルタイムで起きていること、なのですね。

 だからSNSは、たとえばテレビ全般との相性がいいのです。テレビというのは「みんなが同じものを同時に見ている」という環境を産み出す装置だからですね。テレビ放映される映画のワンシーンで、みんなが同じ言葉をつぶやいたりする祭りが発生するのは、そのためです。

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「任天堂が苦戦しているもう1つの理由」の著者

野安 ゆきお

野安 ゆきお(のやす・ゆきお)

ゲームジャーナリスト

ファミコン時代からゲーム業界に参加。1000本以上のソフトを体験し、100冊を超えるゲーム攻略本制作に参加している。ゲーム雑誌編集部、編集プロダクションを経て、現在はフリーランスとして活動中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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