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やはり進んでいる若者のフェイスブック離れ

友人関係まで親に筒抜けのSNSにそっぽ

2014年1月21日(火)

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 やはりその兆候は強まっていた――。

 世界中で今でもユーザーを増やし続けているフェイスブック。すでに12億人に達しているが、発祥地の米国ではすでに3年ほど前から「ピークは過ぎた」と言われいる。

 昨年5月には、ハーバード大学バークマンセンターとリサーチ会社ピュー・リサーチが共同で107頁に及ぶソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の報告書を公表。その中で、米国では10代の利用者がフェイスブックから遠のき始めていると記した。

 また先進国の中では米国、フランス、ドイツ、スペイン、カナダ、そして日本で利用者の減少が始まっていることもわかった。途上国を中心として、利用者総数は増えているが、多くのユーザーの胸中には「熱はさめた」という実感が去来してもいる。

「ティーンがフェイスブックのページに来ない」

 そして今月、米ITコンサルタント会社アイ・ストラテジー・ラボ(iStrategy Labs)が、2011年以来、米国では約1100万人の若者がフェイスブックを利用しなくなったという調査報告をまとめた。フェイスブック本社も10代のユーザーが減っていることを認め、デイビッド・エバーズマンCFO(最高財務責任者)が次のように述べている。

 「ティーンの間で利用者数の減少が見られます。日ごとのアクセス件数が減っているのです。アカウントを削除するわけではないですが、フェイスブックのページに来ないのです」

 SNSの担い手であるはずの10代がなぜフェイスブックにそっぽを向き始めたのか。

 若者離れを加速させている理由の1つは若者らしい動機にある。両親世代もすでにフェイスブックのユーザーであるため、「書き込みをチェックされるから」というものだ。ティーンにとってこれほど興味を削がれることはない。内容だけでなく、どういった友人とやりとりをしているかを親に知られることは忌み嫌われる。

 創業者マイク・ザッカーバーク氏が始めた頃は、特定大学の学生だけに許された特権的なネットワークだった。それが今や高齢者でも使うようになっている。前出のアイ・ストラテジー・ラボのブログに書き込んだ19歳の米青年は書いている。

 「フェイスブックを使わない最大の理由は親がやっているからです。僕の書き込みだけでなく、どんな友人とつるんでいるかも筒抜け。嫌な思いをしながら続ける理由はないです。いまはタンブラーやスナップチャットですね」

 中学生や高校生にとってフェイスブックはもはや「クールではない」ということだ。光の速度で流転していると言っても過言ではないIT業界で、フェイスブックは10代の若者にとって、もはや「オジンやオバンがやるSNS」という印象が広がっている。親と同じことをしてもクールだと感じないように、ティーンにとってフェイスブックは過去のものになりつつある。

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「やはり進んでいる若者のフェイスブック離れ」の著者

堀田 佳男

堀田 佳男(ほった・よしお)

ジャーナリスト

1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社勤務後、90年にジャーナリストとして独立。政治、経済、社会問題で取材活動をつづけ、滞米25年後に帰国。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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