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新たな成長ステージに入った太陽光発電

欧州主導から世界成長へ

2014年1月27日(月)

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 今回は、太陽光発電について世界動向を概観する。これまで普及を牽引してきたドイツをはじめとする欧州が減少に転じたことから、世界の伸びは一服する形になっている。曲がり角にあるのではないかとの印象も受けるが、そうではない。世界各地が主役となる、本格普及の時代に入ったのである。

欧州一極から多極に広がる需要

 太陽光発電の実力は、どうやら本物である。コストの大幅な低下により、自律的、持続的に成長する新たな段階に入った、ある一線を超えたと考えられる。資料1は、世界の設置量の推移および見通し(累計ベース)である。

資料1.世界の太陽光発電設置量の推移(累計)
(注)ROW:Rest of the World、MEA:Middle East and Africa、APAC:Asia Pacific
(出所)EPIA(European Photovoltaic Industry Association)、Globall-Solar-Outlook2017(2013/5)

 2009年以降2012年まで、24GW(2400万kW)、41GW、71GW、102GWと一貫して急増してきた。2011年に50GWを越えたが、それまでに40年を要した。その4分の3は直近の2年半で達成した。

 2012年末に100GWを超え、2015年には200GW越えが想定されている。2012年末の102GWの国別シェアをみると、トップがドイツの31%で、以下イタリア16%、中国8%、米国7%、日本7%、スペイン5%、フランス4%と続く。

 新規設置量は、2009年7GW、2010年17GW、2011年30GWと倍増ペースで増えた後、2012年は31GWと高水準ながら横ばいに留まった(資料2)。しかし、2013年は36GWと15%程度増える見込みである。ここ2年間はかつての勢いが止まったようにも見えるが、その中身を見ると、新たな拡大への準備期間と言える要素を内包している。

資料2.世界の太陽光発電設置量の見通し(新規)
 (出所)EPIA、Global Solar Outlook 2017(2013/5)

 まず、需要地が、欧州の一極値集中から世界に広がってきた。新規設置に占める欧州のシェアは、2010年の80%から2012年の55%に下がった。2013年は、欧州太陽光発電産業協会(EPIA:European Photovoltaic Industry Association)の予想では35~36%に下がる。

 一方で、中国、日本、米国が急伸し、全体のバランスが良くなってきた。国別に見ていくと、集中豪雨的な安値輸出で貿易摩擦を引き起こした中国は、内需拡大を政策に掲げるようになった。第12次5ヵ年計画期間中(2011年~2015年)に、太陽光の国内総設置量を35GWとする目標を掲げている。

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「新たな成長ステージに入った太陽光発電」の著者

山家 公雄

山家 公雄(やまか・きみお)

エネルギー戦略研究所所長

日本政策投資銀行でエネルギー、環境などの融資・調査を担当。2009年からエネルギー戦略研究所で再生可能エネルギ-、スマートグリッドなどを研究。中立的なエネルギー・シンクタンクを心がけている。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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