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経営に分析力を生かす「CAO」とは

分析重視の象徴、新たなCスイートは広がるか

  • 小松原 健

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2014年1月27日(月)

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 “CAO”、ビッグデータの利活用が進む2014年は、この新しい役職が注目を集めそうだ。

 CAOとは、Chief Analytics Officerの略で、最高分析責任者のことだ。CEO(最高経営責任者)、COO(最高執行責任者)など、欧米発のCスイート(CxOの肩書きを持つ経営幹部)が日本国内でも浸透してきている。ビッグデータ時代に新たに誕生したのがCAOである。

 役割をひとことで言えば、「経営目線でデータの収集、分析、活用を遂行する」である。全社のあらゆるデータに関する情報や権限を掌握し、部外秘データでも召し上げて分析に活用するのがCAOのあるべき姿だ。

 米オバマ大統領が2012年に再選を果たした背景にはCAOの活躍があった。ダン・ワグナーCAO(現在はビッグデータ分析事業のシビスアナリティクスCEO)は、54人のアナリストやエンジニアなどを率いて、有権者データなどの分析に基づいて効果的な選挙活動を実現したとされる。

 そんな米国でもCAOを設置する企業は少ないのが実情だが、国内では昨年12月1日、ネット広告会社のオプトがCAO職を新設した。CAOに就任した斉藤秀氏は、帝人グループのシステム開発会社であるインフォコムで、ヘルスケア分野の企業や研究所への統計解析コンサルティングや共同研究を担当していたデータサイエンティストだ。

オプト CAO 斉藤 秀 氏
1975年生まれ。2001年 北海道大学大学院工学研究科システム情報工学専攻修士課程修了。博士(システム生命科学)。バイオ・ヘルスケア領域を中心に幅広いデータ分析・コンサルタント業務に従事。2013年2月、日本初のデータ分析専門のクラウドソーシングサービスを設立。2013年12月1日より現職

 CAO設置は、経営レベルでデータ分析を重視することの表明である。石橋宜忠取締役COO(最高執行責任者)が自ら、「講演している斉藤氏を見つけCAO就任を求めた」と言う。いわゆるヘッドハンティングである。

 合わせて、CAOを所長とするビッグデータ活用の専任組織「OPT Data Science Lab」を新設した。同ラボはCOO直轄で、実際の案件でデータを活用した顧客への提案を作成するとともに、ノウハウを蓄積する。中長期的な分析技術の研究開発も担う。同ラボは今年4月に15人、2016年3月までには50人体制に強化する予定である。

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