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これが“エコ”な電子爆竹だ

スモッグ解消へ向けた苦肉の策とは

2014年2月4日(火)

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 本コラムの第1回の記事では、中国の大気汚染の状況を1人のランナーの視点から記し、併せて主要74都市を対象とした「中国大気汚染都市ランキング」を公開した。今回は、この大気汚染が経済面でどのような影響を及ぼしているかについて紹介したい。

世界最悪の中国航空事情

 大気汚染が深刻度を増すと濃霧(スモッグ)によって視界が悪くなる。すると飛行機の離発着に大きな影響を及ぼす。今年1月16日、中国の北部一帯は濃霧に覆われ、各都市で飛行機の遅延が相次いだ。この日、大連で開催される予定だった日中韓の国際会議は、一部の出席者が現地入りできず会議は延期となってしまった。

飛行機の遅延によって混雑する空港のカウンター。列に並ばない人が殺到するためカウンターが機能不全となり混乱が更に増す(写真:中国新聞社、2013年9月10日に長沙空港で撮影)

 中国の空のダイヤはどれだけ乱れているのか。米フライトスタッツは、世界中の空港や航空会社の運行状況を調査している。そこでアジアの主要な空港について定刻出発率のデータを集め、比較した。なお、同社は予定出発時刻から15分以内に離陸した割合を定刻出発率と定義している。この程度の遅れであれば、ほぼ予定通りに目的地に到着できるということなのだろう。

(出所:米航空調査会社フライトスタッツ)

 フライトスタッツがデータを公表している2013年3月から8月までの6カ月分について空港別に定刻出発率の平均値を求め、高い順に並べたのが上の表だ。

 日本の空港は伊丹空港を筆頭に8~9割台と高い水準にあり、これは欧米の先進国と同水準だ。韓国の空港も7~8割台を維持しているが、赤い棒で示した中国の低さは一目瞭然だろう。最低の広州空港は定刻出発率が平均で22.0%しかない。日本からの出張者が多く利用する上海や北京の空港も軒並み3割以下だ。フライトスタッツは去年6月に公表した報告書で「中国の定刻出発率は世界最低」と断じている。

 こんな低い水準では、出張の予定もままならない。私はこの5年間の中国駐在生活の中で北京と上海の間を100回以上行き来しているが、予定通り到着したことは数えるほどしかない。

最長の遅れは16時間超って・・・

 到着時間がほとんど読めないので、午前10時にアポイントが入った場合は前泊することも多い。北京と上海の間の飛行時間は約2時間なので朝一番の便に乗れば十分に間に合うはずなのだが、大幅な遅延が頻繁に起きる。結局、保険をかける意味で前泊せざるを得ないことも多く、無駄な時間と余計な経費がかかる。

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「これが“エコ”な電子爆竹だ」の著者

坂田 亮太郎

坂田 亮太郎(さかた・りょうたろう)

日経ビジネス副編集長

東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官