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ブラザー工業、AR技術がユーザーをとらえた

スマホと連携するマニュアル(前編)

  • 田代 真人

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2014年2月12日(水)

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 マニュアルはなんのためにあるのか? 普通に考えれば、製品の使い方をユーザーに伝授するものだろう。みんなが知っているものであれば、わざわざ使い方を教える必要はない。“鍋”にマニュアルは必要ない。しいて言えば、スチールウールで洗うと機能が落ちるテフロン加工の鍋などには「使用上の注意」が必要になる程度だ。

 しかし、電化製品であれば、そう簡単ではない。ましてや最新のIT機器にいたっては、機能に機能を重ねて進化していくので、マニュアルなしでは設置さえ難しくなる。とはいえ、多機能製品のすべての機能と使い方を説明するには、何百ページものマニュアルが必要になってくる。IT機器を目の前にして、書籍1冊分のマニュアルを読まなければ使えないのであれば、ユーザーを“読者”に変えていく施策も必要になってくる。

必要なときに必要な情報に簡単にアクセスできるか?

 ただマニュアルというもの、実は1冊すべてを読まなければならないわけではない。設置さえできれば、あとは必要に応じて必要な部分がユーザーに伝わればいい。問題は必要な部分を探し出すこと。

 とくにエラーで機器が止まってしまったとき、なるべく早くエラーを解決したいのがユーザーの心情である。そういうときにも必要な情報に早く到達できるよう、紙のマニュアルもインデックスなどを工夫している。しかしそれにも限界がある。紙ならではの限界だ。インデックスで示されたページをめくり、イラストや写真が添えられた文章が目に入る。その文章を読み、目の前の製品の障害を取り除いていく。

 その点、CD-ROMなどに入っている電子マニュアルは検索して探し出すということができるので、便利ではある。最近はドライブ自体がパソコンについていないこともあり、電子マニュアルがウェブに置かれ、ウェブにアクセスしてもらうことも多い。

 ただこれもユーザーが「検索する」という行為はスキップすることができない。ユーザーにとっては、ここが面倒くさい。良質なウェブページとは、3クリックで必要な情報に到達できるという。であれば、必要な情報に到達するために、IT機器を目の前にして、パソコンを立ち上げ、メーカーのサイトを開いて、検索すべき言葉を思い浮かべて、入力する、という行為のステップ数だけ考えてみても良質とは言い難い。

 加えて検索されたサイトは一つではない。いくつものサイトが表示され、そこから目的のサイトを探し出すのは、ユーザー自身である。ただし検索されたサイトの中に目的のサイトがあるとは限らない……。

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