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「日本は冷たくなった」と怒る韓国人

手詰まりの朴槿恵外交を木村幹教授と読む(1)

2014年2月12日(水)

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 米国から「米中の間で二股外交するな」とクギをさされた韓国。朴槿恵政権は海洋勢力側に引き返すのか。相変わらず日本叩きをしながら中国に寄って行くのか。木村幹・神戸大学大学院教授と展開を読む(司会は田中太郎・日経ビジネス副編集長)。

「中国に寄りすぎた」

木村:鈴置さんとのこれまでの対談でも、ずっと観察してきた韓国の中国シフト。朴槿恵外交を支持してきた保守メディアが、ついに2013年秋頃から「中国に寄り過ぎてもまずい」と主張し始めました(「天動説で四面楚歌に陥った韓国」参照)。

 日本についても「これ以上関係が悪くなれば支障が出かねない。実利のために関係を改善すべきだ」との記事が載るようになりました。最近では、日本を活用すべきとの意味で「用日」との表現も使われています。

 メディアの主張に留まらず外交部や、青瓦台(大統領府)周辺の人々も、ほぼ同じ時期に「日本との関係を立て直そう」と動き出しています。

 ただ、韓国政府の「本丸」である朴槿恵大統領と最側近がどう考えているのか、はっきりしません。果たしてメディアや外交部の「焦り」が青瓦台の中枢部にも共有されているのか……。言えることは、日本だけではなく中国や米国との関係も含め、韓国外交が変わるか否かの潮目にあるということです。

米中双方と微妙な関係に

なぜ、韓国は外交を見直そうとしているのですか。

木村:まず大きかったのが「中国にすり寄り過ぎだぞ」との米国からの警告でしょう。象徴的なのがバイデン副大統領の朴槿恵大統領に対する「米国の反対側に賭けるな」という趣旨の発言(12月6日)です(「靖国で『しめた!』と叫んだ韓国だが…」参照)。

 実は米国はその前の、ヘーゲル国防長官の朴槿恵大統領との会談(9月30日)の頃から「安倍晋三首相には靖国神社には行かせない。代わりに日本の集団的自衛権の行使は認めよ」と韓国に迫っていた、と理解しています。日本の集団的自衛権の行使は、米国の北東アジア戦略の利益になります。

 一時は韓国政府もこの要求を受け入れようとしました。しかし「日本の集団的自衛権には絶対反対」という韓国世論と、その影響を受けた与党の反対の前に挫折してしまった。

まるで中国という蟻地獄に落ちたかのように、
その引力圏に引き込まれていく韓国。
北の核威嚇で加速する韓国の「従中」は、
日米との同盟に引き返せないところまで来てしまった。
日本は、米国はどう動くのか。


第1弾『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』に
続編が登場。最新の情報が満載です。

コメント20件コメント/レビュー

昨年、ある大学でのドイツとフランスの駐日大使を招いた講演会で、学生が「両国は幾多の戦争を乗り越えて仲良くなったが、日本と中国、韓国との仲も良くなるか」と質問したところ、「独仏は自由主義の文明国だが、中国は自由主義国家ではなく、韓国は文明国でないから無理だ」と答えたとのこと。エスプリを交えた何という正鵠を射た解説であろうか。日本には水に流すという言葉がある。しかし、韓国側の行動は慰安婦像や海外での発言などどれも後から流して消せないものばかり。そしてそのために韓国側が失った実利はどれほど大きいか、文明国の算盤を持たない国と言わざるを得ない。(2014/02/12)

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「「日本は冷たくなった」と怒る韓国人」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

昨年、ある大学でのドイツとフランスの駐日大使を招いた講演会で、学生が「両国は幾多の戦争を乗り越えて仲良くなったが、日本と中国、韓国との仲も良くなるか」と質問したところ、「独仏は自由主義の文明国だが、中国は自由主義国家ではなく、韓国は文明国でないから無理だ」と答えたとのこと。エスプリを交えた何という正鵠を射た解説であろうか。日本には水に流すという言葉がある。しかし、韓国側の行動は慰安婦像や海外での発言などどれも後から流して消せないものばかり。そしてそのために韓国側が失った実利はどれほど大きいか、文明国の算盤を持たない国と言わざるを得ない。(2014/02/12)

素晴らしい対談です。日韓関係の現状が今まで読んだ如何なる論調よりはっきり解明できました。パククネ大統領にも読ませたいぐらいです。極めて客観的な立場に立ち且冷静な分析に納得できました。今ヨーロッパの近代史を読んでいますが、あれだけ多くの血を流し、憎しみあってきた連中が何故手を握り合ったのか、彼らの中にきらりと光る叡智を持った何人かの人々がいたからです。日韓には彼らのような叡智を持った人間がいないのでしょうか。政治家にはいそうにありませんが、日本の企業家、学者、ジャーナリストの中には、1人2人いそうな気はするのですが。日韓中はまだ憎しみと血の流し方が足りないのでしょうか。(2014/02/12)

韓国の宣伝の効果が出ているのか、最近のアメリカは日本に対してw冷たいように感じますが、いかがでしょうか?(2014/02/12)

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