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「韓中連合軍は無敵」と誇る韓国人

手詰まりの朴槿恵外交を木村幹教授と読む(2)

2014年2月13日(木)

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 韓国人はなぜ、綱渡りのような二股外交を始めてしまったのか――。木村幹・神戸大学大学院教授と彼らの胸の内をのぞく(司会は田中太郎・日経ビジネス副編集長)。

「米中は仲良く」と信じたい韓国

「対立する米中双方にいい顔ができる」と韓国人が信じ込んでいたのが不思議です。

木村:米中がこれほど鋭く対立するとは思っていなかったからでしょう。2013年6月の米中首脳会談についても、韓国人の多くは「米中は太平洋の勢力分割を巡って手打ちした」と見ました。

 だから米中の間で二股外交を展開することも、その両超大国の力を背景に歴史認識問題や領土問題で日本を譲歩に導くことも、十分に可能だと判断したのだと思います。

鈴置:私は希望的観測からと思います。米中が対立すれば韓国は極めて難しい立場に追い込まれます。米中の仲がいいことを前提に外交を組み立てるしか道はないのです。

 このため韓国には「米中は軍事的な衝突を避けるだろう」という、まあこれは常識的な判断と思いますが、ここから一気に「米中は仲良くする」という結論に飛躍する人が多いのです。

 普通なら「衝突を避けるためにも、米国は同盟国と一緒になって仮想敵を牽制する」と考えるものです。実際、米国は日本とともにミサイル防衛(MD)網を造っています。韓国にも参加を求めています。

 さらには集団的自衛権を行使できるよう日本に求めたほか、日韓には軍事協定を結ばせ、米日韓の3国協力体制を確立したいと考えています。いずれも台頭する中国への「陣構え」です。米国は、そして中国も、衝突は起こさなくても、誰が味方か敵なのか「国の色分け」はするのです。

「米中対立の顔」が顕在化

木村:「希望的観測」ばかりに原因を求めると、韓国に少し酷かも知れません。なぜなら米国が日本と韓国に対して出すメッセージには差があるからです。米国が両国に求める役割の違いに由来します。

 米国は日本に対しては「中国の脅威が強まるから、軍事的に対抗できる国になれ」と要求する。北東アジア戦略上、強力な海上自衛隊や、沖縄の米海兵隊基地が米国に不可欠だからです。

まるで中国という蟻地獄に落ちたかのように、
その引力圏に引き込まれていく韓国。
北の核威嚇で加速する韓国の「従中」は、
日米との同盟に引き返せないところまで来てしまった。
日本は、米国はどう動くのか。


第1弾『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』に
続編が登場。最新の情報が満載です。

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「「韓中連合軍は無敵」と誇る韓国人」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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田坂 正樹 ピーバンドットコム社長