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安倍の次の悪役は金正恩

手詰まりの朴槿恵外交を木村幹教授と読む(3)

2014年2月14日(金)

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 韓国の予想外に速い中国傾斜。木村幹・神戸大学大学院教授と「朴槿恵政権の個性」から読み解く(司会は田中太郎・日経ビジネス副編集長)。

「はずみ車」の朴槿恵

お2人は2012年8月の日経ビジネスオンラインの対談で、いち早く韓国の中国傾斜、米中二股外交を予想していました(「韓国は『米中対立の狭間を上手く泳ぎ切れる』と考えている」参照)。

鈴置:確かに予想しましたが、こんなに速いスピードで進むとは想像もしませんでした。ことに保守の大統領の下で「離米従中」がこれほどはっきりするとは……。

木村:10年かけて起きるべきことが、2013年1年間で起きた感じです。今から考えれば、李明博・前大統領は、韓国の中国傾斜に対する「ブレーキ」でした。中国から「親米派」と警戒されていたので、仮に傾きたくても傾けなかった、という側面もありましたし。

 今は逆に、朴槿恵大統領が韓国の中国傾斜への「はずみ車」になっています。中国傾斜は基本的には地政学的ともいえる、大きな流れの一環ということで説明できます。

 ただ、そのスピードが余りに速いだけに、朴槿恵大統領のリーダーシップ、といった個人的な要素も考慮して分析する必要があると思います。私のような構造的な条件を重視する研究者にとって、ちょっと困った状態なのですが。

頑固一徹で「連米・連中」

 朴槿恵大統領の政治スタイルはかなり明確です。何らかの原理・原則を定め、後はひたすらそれに沿って対応する――というものです。ちなみにこのスタイルは外交面だけでなく、内政面でも一貫しています。悪く言えば頑固、よく言えば首尾一貫していてブレがない。

 外交における中核的原理・原則は「連米・連中」つまり、中国を米国と同等の重要性をもって扱う、というものになっている。この中国重視というトレンド自体は韓国ではもはや常識になった感がありますから、国内政治的には大きな問題は出ません。それでも一挙にこの方向へとシフトすれば、やはりいろいろな軋みが出ます。

まるで中国という蟻地獄に落ちたかのように、
その引力圏に引き込まれていく韓国。
北の核威嚇で加速する韓国の「従中」は、
日米との同盟に引き返せないところまで来てしまった。
日本は、米国はどう動くのか。


第1弾『中国に立ち向かう日本、つき従う韓国』に
続編が登場。最新の情報が満載です。

コメント6

「早読み 深読み 朝鮮半島」のバックナンバー

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「安倍の次の悪役は金正恩」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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