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「働かない時間」革命を起こす

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2014年2月13日(木)

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 日経ビジネス2月10日号の特集「働き方革命」では、労働時間にメスを入れることで競争力を高めようとしている企業のケーススタディーを掲載した。

 ダラダラと働く文化を変えて労働生産性を高める、多様な働き手を集めるなど、企業の狙いは様々だが、記者が今回の取材を通して気づいたのは「働かない時間」の重要性だ。

 平日の夜8時以降が毎日空いている――。

 それは進藤美紀さん(26歳)が想像したこともない世界だった。伊藤忠商事に入社して4年。物流・保険ビジネス部で任された保険取引の仕事はやりがいがあり、夜中までかかる仕事もそれはそれで楽しんでいた。そんな2013年秋のある日、会社は突然「働き方を改革する」とぶち上げた。

 日経ビジネス本誌でも紹介した、午後8時以降の残業を原則禁止し、繁忙期でも午後10時には完全消灯するという内容だ。「残業するなら朝にやれ」と、早朝勤務者に軽食を配布し、割増賃金を設定する力の入れようを多くのメディアが取り上げたため、ご存じの読者も多いだろう。

 会社が旗を振り始めてから、進藤さんの部署でも午後8時以降になりがちだった業務の見直しが進んだ。

 例えば、ロンドン事務所との会議は、基本的に午後5時半~午後6時半(ロンドン時間は朝8時半~9時半)に設定した。以前は午後9時を過ぎる会議もざらだったので「うまくいくのかしら」と心配したが、話す内容が変わるわけではないので、慣れてしまえば普通だった。

 月曜日も、火曜日も、水曜日も、木曜日も、金曜日も、遅くても夜8時までに会社を出る。まっすぐ帰れば8時半過ぎには東京都内の独身寮に着く。世間的には決して早くはない時間だが、毎晩10時や11時まで働くのが当たり前だった彼女にとっては毎日2~3時間の余裕ができたわけだ。「平日の夜の使い方なんて入社以来考えたこともなかったけど、今回のことで真面目に考えるようになった」と進藤さんは話す。

 実際に、進藤さんは夜8時以降の時間をどう過ごしているのか。

コメント6件コメント/レビュー

■私(妻と小四の三人家族)は幸いにも残業がない部署なので、北舘さんの1日とよく似ていて、参考になります。 ■朝食は私が支度しますが、洗濯・掃除は午前中パートの妻任せ。北舘さんの表から推測すると、平日の私の家事負担率は10%程度です。 ■土日に子供の勉強を見たりとか炊事(これは妻と半々くらいで担当)などで負担率を上げていますが、1週間ならして20%あるかないか… 妻に感謝です。 ■単身赴任していた当時は、子供の世話のない分仕事をして、北舘さんとほぼ同じ平日でした。 ■ちなみに、男が家事をする鍵は「炊事力」だと思います。私は料理の腕は大してありませんが、炊事力は妻に引けをとりません。(迷亭寒月)(2014/02/13)

「働き方革命 「超時間労働」が日本を救う」のバックナンバー

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「「働かない時間」革命を起こす」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

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■私(妻と小四の三人家族)は幸いにも残業がない部署なので、北舘さんの1日とよく似ていて、参考になります。 ■朝食は私が支度しますが、洗濯・掃除は午前中パートの妻任せ。北舘さんの表から推測すると、平日の私の家事負担率は10%程度です。 ■土日に子供の勉強を見たりとか炊事(これは妻と半々くらいで担当)などで負担率を上げていますが、1週間ならして20%あるかないか… 妻に感謝です。 ■単身赴任していた当時は、子供の世話のない分仕事をして、北舘さんとほぼ同じ平日でした。 ■ちなみに、男が家事をする鍵は「炊事力」だと思います。私は料理の腕は大してありませんが、炊事力は妻に引けをとりません。(迷亭寒月)(2014/02/13)

個人の業務範囲が終われば終了という、低い目線で仕事に取り組めば、いくらでも早く帰れるでしょう。しかし、会社としてよい方向に進む為に自分に何が出来るか、と考えると、自分の業務終了=帰宅ではなくなります。だらだら残業をしている人が評価されるのではなく、自分の業務に留まらず会社の進む方向見ながら、その都度対応している人が重宝されているのでしょう。長時間会社にいるだけで、結果が出ていない人は評価されていないはずです。業務を効率よく終わらせて、より上の仕事を探し進める。自分の業務だけを効率よく終わらせて、帰宅する人が評価される社会になれば、みんな個人主義に走り、日本はダメになるのではないかと心配です。(2014/02/13)

欧米で鉄道模型、特にレイアウト、ジオラマ作りが「大人の趣味」として定着しているのは、「働かない時間」にクリエイター精神を磨いているのも一因なのでしょう。(2014/02/13)

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三品 和広 神戸大学教授