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そごう・西武が挑む“百貨店のSPA化”

デザイナーを百貨店内に抱えた「珍しい社内体制」は成功なるか

2014年2月19日(水)

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ソチオリンピック開会式での日本代表選手団(写真:ロイター/アフロ)

 熱戦が繰り広げられているソチ冬季オリンピックだが、今回の日本選手団のユニフォームは大丸松坂屋がデザイン・製作を担当したと発表されている。2012年のロンドンオリンピックのときの日本選手団のユニフォームは高島屋が担当したから、百貨店によるデザイン・製作が続いていることになる。

 昔は芦田淳や森英恵などの日本人デザイナーがデザイン・製作を担当していたと聞くが、最近では企業が担当することが増えた。2002年のソルトレークシティー冬季オリンピックと2004年のアテネオリンピックはユニクロが担当した。また2008年の北京オリンピックでは、はるやま商事が担当した。

オリンピックのユニフォームを流通業の百貨店が手掛ける

 こうして見ると、百貨店が公式ユニフォームのデザイン・製作を担当することは、近年の傾向の延長線上だと考える人も多いかもしれないが、決定的に違うことがある。ユニクロやはるやま商事は、自社で製品のデザイン・企画・製造を手掛ける製造直販のSPA企業であり、百貨店は販売のみを手掛ける流通業である。

 平たくいうと、百貨店内にはユニクロやはるやま商事と異なり、衣料品デザイナーは存在しない。だから、筆者はいつも百貨店がデザイン・製作を担当したと聞くと違和感を覚える。

 2012年ロンドンオリンピックの際には高島屋がデザイン・製作をしたことに疑問が多数呈されたことから、その後、株式会社LINKの石澤宏治がデザインを手掛けたことが報道された。今回の大丸松坂屋も当然同じように外部のデザイナーや企画会社に委託しているものと推測できる。

 百貨店にも自社専用のプライベートブランド(PB)のようなものがある。しかし、その企画・製造は専業のアパレル各社が担当している。いわゆるOEM/ODMとしてアパレル企業が百貨店のPBの企画・製造を請け負っているというわけである。PBが存在するのであれば、本来なら百貨店をSPA化することは可能なはずだが、今に至るまで実現していない。それはデザイン・企画部門が百貨店内部に存在しないからというのがその理由の1つでもある。

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「そごう・西武が挑む“百貨店のSPA化”」の著者

南 充浩

南 充浩(みなみ・みつひろ)

フリーライター、広報アドバイザー

1970年生まれ。洋服店店長を経て繊維業界紙に記者として入社。その後、編集プロダクションや展示会主催業者などを経て独立。業界紙やウェブなどに記事を書きつつ、生地製造産地の広報を請け負う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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