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ブラザー工業、マニュアルの海外展開で新しい作戦

DITA規格で製作する最新マニュアル(後編)

  • 田代 真人

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2014年2月19日(水)

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 前回、ブラザー工業のAR技術を利用したスマホアプリの開発についてご紹介した。それにしても、初めてAR技術に触れて、すぐにマニュアルに転用できると考えたブラザー工業CS推進部CS第2グループグループ・マネジャー 岡本 裕司氏のひらめきには目を見張るものがある。スマホやタブレットが登場し、新たな技術が開発される。それらをユーザーとして楽しむのではなく、自身の仕事に活かすという姿勢は見倣いたい。

 さて、ブラザーといえば、ミシンを思い浮かべる人も多いことだろう。しかし現在の主力製品はプリンターや複合機だという。売り上げの70%弱が、ラベルプリンターなども含むプリンター関連製品。ミシンは家庭用工業用合わせて売り上げの約1割で、家庭用だけだと6~7%くらいだそうだ。

 世界中で展開し、売り上げの約7割を占めるプリンター関連製品。それらに付随するコスト削減も命題ではある。岡本氏はスマホアプリの開発と同時に海外展開も見据えた新たなマニュアル製作にもとりかかっている。

ますます厚くなる取扱説明書

ブラザー工業CS推進部CS第2グループグループ・マネジャー 岡本 裕司氏(おかもとゆうじ)
(撮影:田代真人)

 「私の部署で扱っているのは製品としてはプリンターと複合機。レーザーとインクジェットですね。社員と常駐の制作業者の方々とチームを編成して製作しています。」

 デジタル機器のマニュアルは、多機能になればなるほど肥大化していくことは前回も述べた。とくに日本独自に進化していった昔からの携帯電話、ガラパゴス・ケータイ、いわゆるガラケーは、最近スマートフォンに押されてはいるが、その多機能化は目を見張るものがあった。

 新機種が発売されるたびに機能が追加され、マニュアルは厚くなっていく。しかし数百ページにわたる、その厚いマニュアルを読んだことがある人が、どの程度いるであろうか? 少なくとも私は、マニュアルが入っているビニールを破いたことすらない。

 マニュアル自体も文字が小さく、決して読みやすいものではない。「電話をかける」「メールを送る」ができれば事足りるので、それさえできれば取りあえず困ることもない。さらに購入した直後から使用するものなので販売員に教えてもらえば、それで終了だ。
 たまに友人と会って話しているときに、知らない機能を教えてもらって、使えるようにセッティングしてもらえばそれでいい。はたしてマニュアルの出番はないのである。

 そういった状況もあり、数年前から携帯電話ごとのマニュアル本が商業出版社から発行されている。価格は1000円以上するが販売も好調なようだ。これはスマートフォンでも同様で、新機種が発売されるたびにマニュアル本は発行される。

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