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「耳には聞こえていないけれど、脳には聞こえている」不思議な音で病をなおす

国立精神・神経医療研究センター 神経研究所(1)

2014年3月4日(火)

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 この問題に脳科学の方法で迫り、高周波音が持つ効果を「ハイパーソニック・エフェクト」として、明らかにした立役者の1人が、国立精神・神経医療研究センター神経研究所、疾病研究第七部の本田学部長だ。

 同センターは、昨年、睡眠の科学について教えていただいた三島和夫さん(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所、精神生理研究部部長)と同じ「センター」の所属で、その下の「研究所」の名は違うものの、一緒の建物に研究室がある。エレベーターで以前とは違う階数のボタンを押し、本田部長の待つ疾病研究第七部にお邪魔した。

 お迎えいただいた本田さんの第一印象は、精悍にしてお洒落。さらに、導かれた執務室内が、実に快適空間だった。

 整理整頓が行き届き、壁にはバリ島のものだという大きな絵。インドネシアの熱帯雨林で録音した環境音がスピーカーから流されて、つまり、視覚的にも、聴覚的にも、居心地がよい。

 ここで、さっそく疑問を抱く方がいると思う。

 「疾病研究部」という文字列の面構えと、「聞こえないのに、聞こえている」高周波音の話やお洒落快適空間は、どうもしっくりとつながらないのではいないか。というのは、ぼく自身の印象でもあって、最初は戸惑った。

 実はそれらは決して断絶しているわけではなく、背景に「情報医療」という、疾病の治療や予防にまつわる壮大な構想があるのだが、そこにたどりつくには、ひとつひとつ階段を登るようにしていかなければならない。

 まずは、人間の耳では聞こえないはずの20キロヘルツ以上の高周波音が「聞こえていないのに、聞こえている」というのはどういうことなのだろうか──。

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「「耳には聞こえていないけれど、脳には聞こえている」不思議な音で病をなおす」の著者

川端 裕人

川端 裕人(かわばた・ひろと)

文筆家

1964年、兵庫県明石市生まれの千葉育ち。日本テレビの記者を経て作家に。『夏のロケット』が第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、「SFマガジン」で「青い海の宇宙港」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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