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新国立、深海生物から甲虫へ?

面積2割縮小、尻尾を丸めて羽化の方向探る

2014年2月28日(金)

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2013年3月に来日した際のザハ・ハディド(Zaha Hadid)氏。1950年イラク・バグダッド生まれ。1972年から英国・ロンドンのAAスクールで建築を学び、1979年にザハ・ハディド・アーキテクト設立。2004年にプリツカー賞を受賞(写真:山田慎二)

 アンビルトの女王、ザハ・ハディド──。日経ビジネスオンラインの読者はこのキャッチフレーズと女性建築家の名前は既にご存じだろう。え、知らない? そんな方は筆者が東京五輪招致決定の直後に書いたこの記事をご覧いただきたい。

 日経BPムック「東京大改造マップ2020」(以下、ムックと略す)に頻出するキーワードを手掛かりに、2020年東京の状況を予測するこのコラム。今回は英国の建築家、ザハ・ハディド氏がデザイン監修を手掛ける新国立競技場(同書の頻出キーワード4位)について取り上げる。

 新国立競技場は、現・国立霞ケ丘競技場の建て替え計画だ。昨年9月の五輪開催決定前はほとんど一般の話題に上ることはなかったが、五輪開催決定後は「規模が大きすぎる」という批判が報道されたり、整備費用が膨らむことが判明して計画規模が変更になったりと、混乱が続いている。経緯を振り返ってみよう。

JRや首都高をまたぐ衝撃のコンペ案

 新国立競技場の国際デザイン・コンクール(以下、コンペ)でザハ・ハディド氏が主宰するザハ・ハディド・アーキテクトが最優秀賞に選ばれたのは2012年11月。コンペ時の完成予想図はこれだった。

2012年11月にコンペ結果が発表された段階での新国立競技場の完成予想図。北西側から見る。右手前方向にJR千駄ケ谷駅がある(資料:日本スポーツ振興センター)

 ムックでは、コンペ結果発表時の詳細リポートを掲載している。その中で審査委員長の安藤忠雄氏は、当選案について、「この建築をつくり上げる技術は難しい。日本の土木技術、建築技術は世界最高だ。スケジュールを管理できる。品質を保証できる。つくり上げることで、日本の技術力などを含め、レベルの高い国だとアピールできる」と語り、さらに「これから100年、この建築が世界のスポーツの殿堂になるのではないか」と最大級ともとれる賛辞を送っている。

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「必須ワードで知る 東京大改造の行方」のバックナンバー

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「新国立、深海生物から甲虫へ?」の著者

宮沢 洋

宮沢 洋(みやざわ・ひろし)

日経アーキテクチュア副編集長

1967年東京生まれ。1990年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、日経BP社入社。日経アーキテクチュア編集部に配属。以来、建築一筋。現在は日経アーキテクチュアにて「建築巡礼/プレモダン編」を連載中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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