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第2回 アジアで自己増殖する日本食「ラーメン」

ラーメンは、アジアの新ストリートフード

  • JMAC アジア事業本部

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2014年3月7日(金)

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ラーメンは拉麺に非ず、「らーめん」なり

 今、アジアでは日本食ブームである。海外での日本食の代表格は、以前は寿司と天ぷらという高級和食であったが、いまや「らーめん」が主役に躍り出た感が強い。

 新横浜ラーメン博物館の調査によると、ラーメン専門店の数は世界で約1000店舗あるという。国別のランキングで見ると上記には、アメリカのほか、タイ、シンガポール、中国などはアジアの国が並ぶ。

 しかし、実際に海外現地にある日本式のラーメン店はこれらの数より確実に数倍はあるだろう。中国の飲食店検索サイト「Dianping(大衆点評)」で「日式拉面(日本式らーめん)」で検索すると、日本式ラーメン店が上海では72件、北京では95件ヒットする。中国の昔風の麺屋が日本語のメニューで日本式ラーメンを提供しているケースも多い。

 伝統的なグローバル経営理論によれば「衣食住」に関連するものはローカライズ(現地化)が重要とされてきた。これまでの日本食はその例にもれず、味の素の調味料や日清カップヌードルのように、現地の味や消費形態にあわせたことで成功する例が多かった。

 最近では逆に、「日本そのまま」を売りにするパターンも出てきた。アジアで人気の大戸屋やワタミなどの定食・居酒屋などはこの路線と言える。工業製品でも、キッコーマンの醤油やかっぱえびせんなどはこの例に含まれるであろう。

 しかし、「らーめん」はこのどちらでもない。アジアの多くの国にはもともと拉麺、Mee、yellow noodleなどの「らーめん」に似通った麺メニューが存在しているがゆえ、「らーめん」は、アジアの国にとって新しいものではない。ところが、元来のローカルのものでもない、不思議な日本食となった。そして、現地に浸透しやすい素地が元々あったためか、「らーめん」はアジアでストリートフード化してきている。 

 居住まいを正したハレの場として使う高級和食ではなく、気軽な食事やスナックとしての日常食としてアジアの多くの人々に親しまれるようになっている。

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