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第5回 経済統合で変わるアジアの日本食

AEC前夜のタイ・バンコクから

  • JMAC アジア事業本部

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2014年3月19日(水)

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スマートフォンと日本食

 東南アジアの消費を牽引するのは、メガシティと呼ばれる大都市だ。ジャカルタ2600万人(国内人口比約11%)、マニラ2200万人(23%)、バンコク1500万人(23%)、クアラルンプール700万人(25%)と、大都市への人口集中が大きいことがメガシティといわれる所以である。これら大都市に住む中~高所得の人々がアジアの消費の発展と変化を先導している。

 筆者が本拠とするタイ・バンコクでは、MRT(地下鉄)やBTS(新交通システム)に乗っていると、ほとんどの乗客がAppleのiPhone/iPad、SAMSUNGのギャラクシーに興じ、Facebook、LINEを活用している光景を目にする。タイの所得は日本の3分の1から4分の1といわれるが、スマホは日本円で比較するとほぼ同額で販売されている。それでも飛ぶように売れているということは、ボリュームゾーンと呼ばれるアジア中間層の購買意欲を示すものだ。

 食においても然り。日本食ブームは中間層の旺盛な消費の象徴だ。バンコクのサイアム・パラゴン、エンポリアム、ターミナル21などの大型ショッピングモールでは、日本の外食チェーンが並び、ここは日本でないかと錯覚するほどだ。大戸屋、吉野屋、8ラーメン、モスバーガー、CoCo壱番屋、ペッパーランチ等々。それぞれの店にはタイ人のカップルや家族が並び、通常はフォークとスプーンを用いる慣習を持つタイの人々が、上手に箸を操り、おいしいそうにお皿をつついている。お店の看板、雰囲気は日本のお店そのものである。

 さて、価格はどうか。アジアの食事は安い、という先入観は最早あてはまらない。たとえば、タイでも人気の大戸屋。定番メニューのひとつ「しまほっけのゆう庵焼き定食」で比較すると、日本では781円、タイでは339バーツである(いずれも税抜き、ちなみに日本の消費税は5%であるのに対して、タイのVATは7%が付加される)。1バーツ=3円としても軽く1000円を超える価格だ。お得な「特選大戸屋ランチ」で見ても、620円と249バーツ(約750円)である。町の屋台で食べるバンコクの一般的な昼食が30バーツ程度とすれば、約10倍は高いことになり、決して安い食費ではないが、彼らは惜しみなくそれを楽しんでいるようだ。

店構えは日本そのもの、バンコクで人気のCoCo壱番屋

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