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第6回 「ハラル」をめぐる熱い動き

アジアはイスラム市場への玄関口

  • JMAC アジア事業本部

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2014年3月26日(水)

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台頭するムスリム食マーケット

 アジア各地で進出を加速しているカレーの「CoCo壱番屋」は、2013年12月9日インドネシアのジャカルタに1号店を開いた。インドネシアは2億3000万人を超える世界4位の人口国だが、その80%以上をイスラム教徒が占める。「CoCo壱番屋」はイスラム教徒が多数を占める国への出店は初めてだという。宗教上、食べることが禁じられている豚肉を出さないほか、カレーソースなどの原料にも動物性の原料を一切使わないことにした。CoCo壱番屋はすでに中国・台湾・タイなどアジアに100店以上を展開しているが、今後はインドネシアの様子をみながら、イスラム教徒が多いマレーシアなどへの出店も検討していくという。

 イスラム教徒(「ムスリム」という)は世界で約19億人おり、これは世界人口の27%にあたる。世界では4人に1人以上がムスリムだし、今後さらにその増加が見込まれている。イスラム国での人口増に加え、欧米各国内のムスリムが急速に増えていることも要因である。イスラム教の教えに従った、ムスリムの食生活は独特であるが、その食のマーケットは巨大で30兆円とも50兆円とも言われている。

 イスラム教は、アフリカや中東のイメージが強いが、実は東南アジアにも2億人以上のムスリムがおり、日本企業や日本人がムスリムに注目する動機になっている。

 特にインドネシア、マレーシア、は、ムスリムが多い国家として知られており、その数はそれぞれ1億8000万人、1700万人余り。さらに、あまり知られていないがタイに600万人、フィリピンに500万人、ミャンマーに100万人、中国には2000万人のムスリムがいるとされている。

 アジアの食マーケットへ取り組む日本企業は、この、ムスリム食マーケットを次のターゲットと捉え、挑戦をはじめた。その玄関口が、インドネシアであり、マレーシアである。

インドネシアの日本食店(左)と箸で日本食を食べる現地の人々(右)

ムスリム食の入場券 「Halal(ハラル)」

 最近日本でも「Halal(ハラル)」という言葉がテレビや新聞、またスーパーマーケットの店頭などで目に付くようになった。

 イスラム教には様々な戒律があり、豚やアルコールは口にできないし、牛肉や鶏肉であってもルールに従って処理されたものでなくてはならない。これらの戒律に基づいた食品を「ハラル(不浄ではない)」といい、ムスリムは口に入れるものがハラルであるかどうかを非常に気にする(厳格なムスリムはハラルしか口にしない)。

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