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中国のメガトレンド~都市が「顧客」となる時代へ

都市化によるインフラ整備・都市開発にビジネスチャンス

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2014年3月10日(月)

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 2025年までに、中国都市部の人口は総人口の65.4%に当たる約9億2100万人近くに達することが予測されている。これは、中国の都市人口がアメリカの総人口の約2.6倍になることを示している。中国が過去20年間で工業化に伴う急速な経済成長を遂げたことを考慮すれば、都市部が空前の成長を遂げるのは当然の流れである。

 輸送回廊や貨物鉄道の整備、そして製造業への大規模な公共・民間投資に支えられ、今や上海など中国の主要都市は国際ビジネスや海外投資のホットスポットとして注目を集めている。

 環境汚染、水・廃棄物管理、輸送のボトルネック、不動産価格の高騰といった重大な懸念事項を抱えた中国政府にとって、これらの主要都市を取りまとめるのは非常に困難である。都市居住者に医療や教育設備を提供することも中国政府の主要課題となるだろう。特に、「世界の工場」から「イノベーション主導型経済」への変遷を遂げるつもりならば尚更のことである。都市化のもたらす課題や可能性に対応するには、政府や企業に大きな影響を及ぼす都市化の全体像を理解しておく必要がある。

メガシティ、メガリージョン、メガコリドーの発達

 巨大都市(メガシティ)とは、人口800万人以上でGDPが2500億ドル以上の巨大な都市的集積地域(人工建造物・居住区や人口密度が連続する都市化地域)を指す。2025年には中国に13の巨大都市が誕生し、そのGDPは6兆2400億ドルにのぼる見込みである。中国は単独で、アジアにおける巨大都市の72%、そして世界における巨大都市の37%を占めることになる。

 都市からあふれ出る人口を収容するには、市域を広げる必要がある。郊外地域やこれらの都市に近接する小さな町が巨大都市と合併し、巨大地域(メガリージョン)へと発展するだろう。2025年までには、中国には人口1500万人以上を抱える4つの巨大地域ができる予定であり、その合計人口は総都市人口の4分の1以上を占めることになる。

 これにより、複数の巨大都市や地域を連結する高速鉄道整備事業など、輸送回廊に特化したインフラ整備による鉄道路線の拡大が予想される。これらは60キロメートル以上離れて設置され、合わせて人口2500万人以上を収容することになる。2025年までに、中国には少なくとも6つの巨大鉄道網と3つの輸送回廊が整備される予定である。中でも香港・深圳・広州を結ぶ巨大な高速鉄道は、世界最大の人口密度を誇る回廊になるだろう。

 こうした発展を遂げるのは主に渤海湾をはじめとする中国東部の沿岸地域であるが、製造業の拠点が西に移行するのに伴い、中西部まで発展が拡大することが期待される。

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