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インドの水ビジネス:膜処理システムが成長へ

  • フロスト&サリバン

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2014年3月13日(木)

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 産業の発展と人口増加が水の国内生産を圧迫する中、アジアにおける将来の水産業の成長には、多くの期待が寄せられている。近い将来に迫りくる水危機についての国連の報告によると、住宅、商業、工業用の十分な水供給に関する問題は急速に深刻化している。国連食糧農業機関(FAO)および世界資源研究所(WRI)によると、インドの地下水の汲み上げ量は現在251 km3(キロ立方メートル)で、G20加盟国の中で最も多く、2位の中国の2倍以上となっている。これにより、インドは気候変動を要因とする水ストレスや、世界的水供給の崩壊に最も影響を受けやすい国となっている。

 インドではさまざまな地域で地下水の汚染が進み、処理なしでは使用不可能であるという複雑な問題を抱え、現状の水使用レベルにおいて、インドの地下水供給量は急速に減少している。また、自浄作用、熱処理、その他の従来型の処理技術への依存から、徐々に新しい処理方法へと移行している。急速な人口の増加、そして、さまざまな産業を管理する規制により、このような方法が非効率となって来ているからである。

インドにおける膜処理システムの利用

 世界で、とりわけインドにて、水および廃水処理に膜システムを利用することは今に始まったわけではなく、この技術が初めて開発されたのは1930年代であった。しかし、膜の費用や膜汚染を削減する技術が向上し、膜処理システムの採用は現在急速に増加している。膜技術が初めて利用された当時、システム費用は現在より高く、比較的処理が容易な水流処理に対してのみ適用可能であった。時が経過するにつれて新しい研究が進み、より多くの固体、より高いレベルの溶存有機物を含む、難易度の高い水流を処理する新しい製品やプロセスが開発された。

 インドにおける水および廃水処理産業は順調に定着し、市場規模は2012年に720億インドルピーに到達した。今後5年間の年平均成長率(CAGR)は10.0%と予想されている。

 膜システムはこの市場でますます重要な役割を果たしており、2012年には約26.8%のシェアを得ている。膜システムは、そのコスト効率と性能により現在幅広く採用されている。膜関連企業による研究開発(R&D)への投資水準を考慮すると、こうした堅調な実績は今後数年にわたり続くことが見込まれる。

 膜システムは、新工場や追加の生産容量のために大規模な土地を必要とする従来型の処理システムに比べて、より狭い設置面積で追加の生産容量を得ることを可能にする。さらに、高度に自動化されたシステムにより、オペレーターの操作を最小限に抑え、また、四半期または半期ごとの定期保守作業による稼働中断の時間を短縮できる。

出典: フロスト & サリバン

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