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緩やかに成長するトルコの電気自動車市場

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2014年3月27日(木)

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 電気自動車(EV)は、自動車・モビリティ産業の未来として、注目を浴びている。OEM(相手先ブランドによる生産)メーカーやサプライヤー、各国政府は、排出ガス削減のための環境イニシアティブとして、EVに関する計画を発表し、戦略的に取り組んでいる。2012年の世界におけるEV販売台数は約12万台であり、フロスト&サリバンでは、2013年には前年比70%増加すると見込んでいる。

 トルコにおいても、国内販売向けにルノーがフルエンスZ.E.を発売し、その後オペルのアンペラが続くなど、2012年はEVの年であった。トルコではこの先5年間に、12社のOEMメーカーが追随してEVモデルを発売することが見込まれる。前途は有望のようだ。

 しかしながら、結論を出す前に、次にあげる問題についてじっくり考えてみる必要がある。トルコ市場がEVを維持していく可能性はどれくらいあるのか? トルコにおける高い燃料費と安い電気料金は、電気自動車の販売に影響を及ぼすのか? 質の悪い現状の公共充電インフラは、市場の成長を支えられるよう改善されるのか? 政府からはどのようなインセンティブが実施されるのか? 現状の電力供給網および設備容量は、EVの今後の成長を支えられるのだろうか?

2020年までに約14万台のEV市場に

 トルコのEV市場は依然として初期段階ではあるが、フロスト&サリバンでは、2020年までに約14万台のEVが路上を走行し、年間販売台数が約4万5000台に達すると予測している。現時点では、ルノーが、トルコでEVを生産する唯一のOEMメーカーである。

 現在国内市場で販売されているモデルは、ルノーのフルエンスZ.E.、オペルのアンペラ、三菱自動車のi-Mievである。

 従来のOEMメーカーとは別に、BD Otoという名称のトルコの国内企業が、従来型の小型商用車(LCV)を電気小型商用車へ切り替える事業に取り組んでいる。同社は主に、貨物や日用消費財を扱う企業など、国内外の業務用車両の顧客をターゲットとしている。

 2013年後半から2014年にかけて、ルノーのトゥイジーとZOE、BMWのi3、プジョーのiOn、シトロエンのC-Zeroなど、さらに多くのEVモデルが発売される予定である。フロスト&サリバンでは、新モデルが発売されることにより、2020年までに約14車種のEV(BD Otoによる切り替えモデルを除く)が市場に出ると予想している。大半のOEMメーカーは、EVを3万ユーロ~4万ユーロ(420万円~560万円)の範囲で価格設定することが見込まれるが、バッテリーをリースするなど、それぞれのビジネスモデルによっても変動するであろう。

2020年までに約12万カ所の公共充電ステーションが設置へ

 トルコでは、自治体やその他の運営事業者が公共の場に設置した充電ステーションが、現時点でわずか160カ所あるだけである。そのうちの約60%はイスタンブールに集中している。

 トルコには、BD Oto、Esarj、Fullcharger、Yeşil Güç Enerjiといった4社の充電ステーション運営事業者がある。2011年には、イスタンブール、アンカラ、ブルサ市内で運営される、わずか10カ所の充電ステーションが存在するだけだった。

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