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ベトナムの送配電ネットワークへ投資の好機が到来

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2014年3月31日(月)

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ベトナムは、電力セクターにおいて規制機関が設置されている東南アジア有数の国である。2011年の電力セクター改革において、商工省 (MOIT) 所管のエネルギー総局 (DGE) やベトナム電力規制庁 (ERAV)といった機関が指定され、送電網の管理・所有及び発電を行う事業体はベトナム電力公社 (EVN)に限定された。民営化や電力セクター改革、そして強力な電力開発マスタープランに支えられ、ベトナムの送配電セクターは絶好の投資先となりつつある。

 ベトナムは、東南アジアではインドネシアとフィリピンに次いで3番目に人口の多い国であり、2012年の人口は9070万人であった。2010年時点における設備容量は2満1542MW(メガワット)であるが、エネルギー総局は2020年までに発電設備容量を6万9000MWから7万5000MWの範囲内で増強する壮大な計画を打ち立てた。

 2012年におけるベトナムのGDP成長率は5.9%を記録しており、2020年まで5%~6%程度の成長率が見込まれている。電力需要が同国のGDP成長率の2倍の割合で増加するとの認識をもとに、政府は同国のピーク需要が2017年までに3万7682 MWに到達するとの予測を立てた。これは、東南アジアではインドネシアに次いで2番目に大きいピーク負荷となる。

ベトナムの送配電セクターにおける投資機会

 2011年から2030年にかけ、同国の送配電セクターにおいては426億米ドルの投資誘致が見込まれている。第一段階(2011年~2016年)は送電網の整備、自動化および信頼性の向上に焦点が置かれる。第二段階(2017年~2022年)においては、配電網の拡充、ネットワーク強化および運用効率の向上が目標となる。

 第一段階においては、主に建物の整備および220kV(キロボルト)送電網と500kV送電網拡張のための設備投資が行われる予定である。3万3850MVA(メガボルトアンペア)の容量拡張のため500kV送電網の強化に約85億米ドルが投入され、7万4926MVAの容量拡張のため220kV送電網の強化に68億米ドルが投入される見込みである。また、送電系統と配電系統の連携強化のために110kV送電網への投資が見込まれている。500kV送電網への多額の投資により、送配電損失が2010年予測の10.15%から大幅に低減することが予想される。

 地方電化率は、2001年の77%から2007年の96%へと飛躍的に向上した。電力開発計画においては、2020年までに地方電化率100%を達成することが目標に掲げられている。この計画の後押しとなったのは、遠隔地からの再生可能エネルギー源の利用がベトナム全土に普及したことである。2011年から2015年にかけ、地方の50万世帯が電力網に接続されることになり、37万7000世帯が再生可能エネルギー源を利用できるようになる見込みである。

 2010年以来、電力網改革計画の一環として5つの配電事業者に配電の権限が与えられている。2012年から2018年にかけては、世界銀行の基金である国際開発協会の資金援助による「配電網効率化事業」の一環として、配電網の信頼性向上のために少なくとも8億米ドルの投資が行われる予定である。

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