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スマホをやめたらこんなに伸びた!

“時代遅れ”が武器になる その1

2014年3月18日(火)

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今の時代でも、パソコンやメールを活用せず経営することは可能だ。IT化や最新理論に頼らないことで、逆に効率が上がる業態もある。あえて時代に背を向ける強い“昭和な会社”を3回に分けて紹介する。

no.1 岩田製作所

Data
機械部品メーカー
岐阜県関市 創業/1964年

メーカーの工場で使われる産業用機械の部品メーカー。多品種少量が売りで、製品点数は1万5000ある。社員は90人。中小企業ならではの社員同士の密なコミュニケーションで技術力を磨いてきた。2013年9月期の売上高は13億5000万円。

スマホやめたら5000円
岩田製作所

 「私用でスマートフォンを使わない社員には月5000円を支給する」

 そんな制度を掲げる機械部品メーカーがある。岐阜県関市の岩田製作所だ。

 旧来の携帯電話、いわゆるガラケーを使うのはいいが、それも音声通話とメールに限定。ゲームなどは禁止だ。昨年7月の制度発足以降、90人いる社員のうち23人が支給を申請。携帯会社との契約違約金の問題で今すぐには“脱スマホ”ができず、時期を待っている社員もいるが、今年4月にはさらに申請者は増え30人を超える見通しだ。

 30人に奨励金を出すなら月間15万円、年間で180万円。90人の社員全員が応じれば500万円を超える。売上高約13億5000万円(2013年9月期)の同社にとっては決して少なくない金額だ。

 そこまでして、しかも私用のスマホの契約を打ち切らせることを奨励するのは、「これ以上、職場にスマホが蔓延すると会社がおかしくなる」という危機感が岩田修造社長にあるからにほかならない。

 制度の導入を思い立ったのは、昨年のある日の風景だ。昼休み、本社工場の敷地内にある休憩用のベンチ。そこにずらりと座っている社員全員がスマホでゲームやメール、インターネットをしている。そこには全く会話がない。

 「異様な光景で背筋が寒くなる思いだった」と岩田社長は振り返る。

社内から会話を消したスマホ

 この工場脇のベンチは、岩田製作所にとって社員が気軽に交流できる大切な場所だった。昼休みや休憩時間、工場やオフィスで働く社員たちがこのベンチに集まる。そこで交わされる何気ない会話は、岩田製作所の成長に大きな役割を果たしてきた。

 1964年の創業以来、同社が生き残ってきた最大の原動力は、そんな社内の対話力にあったと岩田社長は考えている。シャフトなどの締めつけをするセットカラーや、生産設備を固定する際の隙間調整に使うスペーサーなどニッチ部品を主力とする同社の武器は、徹底的な多品種少量。製品点数は1万5000ある。そうした製品開発のアイデアの源は「間違いなく社員同士の対話にあった」と2代目社長である岩田社長は振り返る。

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