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「本社の50人が童心に戻って紙芝居を描いた」

「丸の内2丁目舞台化オフィス」の舞台裏・後編

2014年3月18日(火)

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 「それはいい。全員の腹に落ちるように現場を巻き込むことは大事だ」

 山名昌衛コニカミノルタビジネステクノロジーズ社長(当時、現コニカミノルタ専務、2014年4月から社長)は、本社オフィスの働き方改革チームのリーダー、持田啓介氏(現・マーケティング統括部長)らにこう言った。

 コニカミノルタの中核である情報機器事業を手がけていたコニカミノルタビジネステクノロジーズは本社オフィスの引っ越しを準備していた。2012年のことである。持田氏らプロジェクトチームは、引っ越しに伴い、本社の働き方を変える原案をまとめて報告。了承されたことを受け、本社部門300人の6分の1にあたる50名を巻き込むワークショップを開催したいと進言し、山名氏の了承を得た。

 もともと持田氏ら働き方改革チームは、2012年8月の移転までの4カ月を前半と後半に分け、前半の作業は4人程度でこなし、後半は10名程度で改革の具体策を詰めるつもりだったが、一挙40名を追加したのである(前半の模様については『移転は千載一遇の機会、創造的で開放的な本社を作ろう』参照)。

 続いてプロジェクトチームの面々はワークショップの実施について頭を悩ませた。一体どう進めれば、参加者が乗ってくれ、意見を出し、しかも改革の内容を腹に落としてくれるのだろうか。

 今までは少数のいわば身内で忌憚のない議論ができたが、今度は現場の各部門の面々が入ってくる。彼らは会社全体を考えると同時に、自部門のことも考えなければならない。お仕着せの改革案が嬉しいはずがない。彼らとしてもオフィス移転を機に実現したいことがある。

 コニカミノルタのオフィス改革プロジェクトにコンサルタントとして関わってきた内田洋行の平山信彦知的生産性研究所長とそのチームは、新本社における「在りたい本社社員の1日」の物語を描くことを提案した。プロジェクトの前半でまとめた新本社の役割のシーンを50人の手で物語に膨らませてもらい、新しい本社の働き方を腹に落としてもらおうというのである。

 平山氏ら知的生産性研究所のスタッフは、物語のサンプルを作り、持田氏らに手渡した。海外の重要顧客の経営トップが新本社を訪れるという想定で、どのように計画し、どのような内容で、どう応対していくかが一枚のシートに、絵物語としてまとめてあった。そこには、持田氏らプロジェクトメンバーがそれまで議論していた内容が盛り込まれていた。

 持田氏は機会を見つけて、山名氏に絵物語のサンプルを提示、「50人でこういう物語を描く予定です」と説明した。山名氏は「面白そうじゃないか。私もワークショップに顔を出そう」と言った。

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「「本社の50人が童心に戻って紙芝居を描いた」」の著者

金巻 龍一

金巻 龍一(かねまき・りゅういち)

GCA マネージングディレクター

M&Aアドバイザリーの一環として、日本企業のグローバル化と成長戦略を「事業統合シナジーの創出」という観点から支援する。慶應義塾大学特別招聘教授。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官