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英語の勉強を継続できるようにするために

後送りせず、今すぐ行動に移せる方法を考える

2014年3月14日(金)

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 東京に本社がある中堅食品メーカーに勤める、ある課長のことを取り上げます。この課長は今年38歳になる男性です。都内の私立大学を卒業し、就職活動中に一番早く内定を出してくれた今の会社に入りました。

 独身時代に一年余り大阪に赴任しましたが、それ以外は大きな異動もなく、ほかの同期社員と同じように昇進。現在は3人の部下を持っています。

 仕事の内容は商品管理です。工場から販売店への流通などを担っています。どちらかというと地味な仕事ですが、平凡だけれど安定した環境にこの課長はとても満足していました。

 というのもこの課長はこれといった特技がない一方、強い出世欲があるわけでもないと自覚していて、アットホームな雰囲気を持つ今の会社は居心地がよかったのです。妻と2人の子どもを養えるだけ稼げれば充分。このままずっと働いていられることを願っていました。

 そんな課長に先月、青天の霹靂ともいえる事態が起きました。会社が外資系企業に買収されてしまったのです。

 買収後しばらくの間は変化はありませんでしたが、近く大きな人事異動があるともっぱらの噂です。どうやらグローバルな事業展開を目指すらしく、それにともなった社内改革が行われ、英語に堪能な人材を登用し、育成していくことになりそうです。

 この課長は学生の頃から英語が苦手でした。同級生の中には「海外でも通用する人間になりたい」と外資系企業を希望する人もいましたが、課長にはまったく無縁の話でした。

 英語を使わなくて済むこの職場が課長は好きでした。部下たちがどのくらい英語を話せるか知りませんし、部下は部下で課長が英語オンチであることを知りません。

 しかし社内改革によって英語力が問われるようになったら、どうなってしまうのか。若い部下たちはそれなりに英語が使えるだろうし、そのうち自分の居場所がなくなってしまうのではないだろうか……。

 課長の隣の部署にいる別の課長はさっそく英会話学校に通い始めたそうです。この課長も英語はひどく苦手ですが、だからこそ「とにかく始めなければ」と決意したようです。

 しかし、いまさら英会話学校でみっともない思いをするなんて……。考えると不安で不安で仕方なく、この課長は憂鬱な毎日を送っています。

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「英語の勉強を継続できるようにするために」の著者

石田 淳

石田 淳(いしだ・じゅん)

ウィルPMインターナショナル社長

行動科学マネジメントの第一人者。行動分析、行動心理を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものにアレンジ、短期間で8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者などから支持を集める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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