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昇進すると、違う景色が見えてくる

伊藤忠商事 執行役員 茅野みつるさん対談(後編)

2014年3月19日(水)

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 女性で管理職に就いている30代、40代の女性に、「成果を出し」「人に影響を与えるように動き」「組織内でキャリアアップする」ために身に付けておくべき考え方を紹介していく本連載。今回は、初回に引き続きまして、日本の総合商社で初の女性執行役員となった伊藤忠商事の茅野みつるさんとの対談を掲載します。後編では、シニアマネジメントのポジションに昇進すると見えてくる世界、イメージ戦略、社内政治への取り組み方などについて、2人が語り尽くします。

「ポジションなんかどうでもいい」は違うのでは?

茅野:多くの女性には、「良い仕事をすれば別にポジションなんかどうでもいい」と、ポジションにこだわらなさすぎる傾向もありがちです。

茅野みつる(ちの・みつる)
1966年オランダ生まれ。米コーネル大学法科大学院修了。カリフォルニア州弁護士。国際法律事務所のパートナーを経て、2000年伊藤忠商事入社、企業専属弁護士となる。法務部長代行を経て13年4月から現職。子供のころの夢はクラッシック声楽家であり、今も折を見てリサイタルを開催する。(写真:大槻純一、以下も同じ)

 でも、それはそうじゃないと思います。良い仕事をしてポジションが与えられるか、または自分で見つけに行くかになりますが、そのポジションの大切さも、会社組織の中ではきちんと認識する必要があります。

 「あなたをあるポストに就かせたい」と打診しても、断ったり、ひるんでしまう女性が多いです。ある程度、きちんと仕事ができるようになったら、その次には組織におけるポジションと、そのポジションに上がっていくことが、どういうことを意味するかも考える必要があると思います。

秋山:私も、自分の部下を昇進させようとして話をしたら、断られたことがあります。そのときに、秋山さんはなぜ本部長職をやっているのかと聞かれたんです。

 その時に改めて考えたのですが、課長だったときに見えなかった世界が、部長になると見えるようになったということがあります。より大きなものを動かしていくこともできるし、より自分が会社のゴールの近くで仕事をしているということが感じられる。

 昇進すると、「自由がなくなる」と思うかもしれないですが、私自身の経験では、課長時代よりも部長時代、部長時代よりも本部長時代の方が自由度が高くなっていたと思います。

コメント4件コメント/レビュー

女性の社会進出の話題が持ち上がると、「女性は主婦になりたいの?それとも働きたいの?」とどちらかの選択を迫る質問を見かけます。家庭と両立させるうえでの調査がThe 30% Clubという組織で発表になっていますが、家庭を持つことで男女に与える影響が違うという内容です。欧州でもこの結果ですので日本ではさらにギャップは広いのではないでしょうか。(2014/03/19)

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「昇進すると、違う景色が見えてくる」の著者

秋山 ゆかり

秋山 ゆかり(あきやま・ゆかり)

事業開発コンサルタント・声楽家

ボストン・コンサルティング・グループの戦略コンサルタントを務めた後、GE Internationalの戦略・事業開発本部長、日本IBMの事業開発部長などを歴任。コンサートのプロデュースや演奏も行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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いただいたコメント

女性の社会進出の話題が持ち上がると、「女性は主婦になりたいの?それとも働きたいの?」とどちらかの選択を迫る質問を見かけます。家庭と両立させるうえでの調査がThe 30% Clubという組織で発表になっていますが、家庭を持つことで男女に与える影響が違うという内容です。欧州でもこの結果ですので日本ではさらにギャップは広いのではないでしょうか。(2014/03/19)

男女の別なくそのポジションに就いてみないと分からないこと、それは役員です。2年の任期があり、そこで成果がなければ何の保障もなくクビになるという緊張感。また、豊富な情報は部下に対して圧倒的に優位な立場を与えます。おそらく対談者も実感されているのではないでしょうか。(2014/03/19)

「女性は」「男性は」「先輩は」「後輩は」(そして下の方が言うような)「服装はこうあるべき」というあいまいな枠組みがなくなればいいと思います。(2014/03/19)

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