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発電や減量でHV並みに

超低燃費の軽自動車(ダイハツ工業、スズキ)

2014年3月18日(火)

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軽自動車の燃費はガソリン1リットル33km以上というハイレベルの争いに。トヨタ自動車のHV「プリウス」などにも負けない燃費性能で、値段はその約半分だ。地味な改良の積み重ねが懐に優しいエコカーを生み、その技術は世界でも生かされる。

 低燃費のHV(ハイブリッド車)はガソリン代を節約できるが、車両価格が高い。環境には優しいかもしれないが、果たして懐に優しいのかどうか…。

 そう考えるなら、ダイハツ工業の軽自動車「ミラ イース」や、スズキの軽「アルト エコ」はどうだろう。ともにガソリン車で、燃費は1リットル当たり30km以上に達する。

 トヨタ自動車のHV「プリウス」の1リットル当たり32.6kmや、同「アクア」の35.4kmにほぼ匹敵する性能を持ちながら、車両価格はミラ イースが79万5000円から、アルト エコが90万円からと、トヨタのHVより5~6割も安いのだ。

 エンジン総排気量が660cc以下の軽は、1000cc前後の小型車などと比べ非力なため、速度を出そうとするとアクセルを踏み込んで高回転域でエンジンを動かす必要がある。ガソリンの消費が増える分、燃費競争で不利とされてきた。

 しかし軽各社はエコカーの需要拡大をとらえるために、技術改良を重ねてきた。2011年9月にダイハツが当時、ガソリン車で最高の燃費性能となる1リットル当たり30kmのミラ イースを発売したことが、1つの転換点だった。

 HVとEV(電気自動車)に次ぐ「第3のエコカー」という売り文句が消費者にも浸透。ミラ イースは2012年1~12月に14万5000台を販売するヒット車種となった。

 発売から3カ月後の2011年12月には、スズキがアルト エコを投入して対抗した。1リットル当たりわずか0.2kmながら、ミラ イースを上回る30.2kmの燃費性能を達成。2013年3月のマイナーチェンジでは、1リットル当たり33kmにまで改善し、ミラ イースを引き離した。

 ダイハツも近く、ミラ イースをマイナーチェンジする予定。新型アルト エコに負けない燃費性能を目指す。

 軽の燃費競争は、ダイハツとスズキを中心に、抜きつ抜かれつのデッドヒートが繰り広げられている。コストやサイズに大きな制約がある中、ちょっとした工夫や改良の積み重ねによって、燃費性能を地道に高めてきた。

軽自動車の燃費両雄が攻防

ダイハツ工業の「ミラ イース」とスズキの「アルト エコ」が、軽自動車の燃費性能を巡って、頂上決戦を繰り広げている。アルト エコはトップの地位をいつまで守れるか

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「発電や減量でHV並みに」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

1996年、日経BPに入社。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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