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「走り」極めたエコカー

新型ハイブリッド車(ホンダ、富士重工業)

2014年3月19日(水)

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「燃費だけ」というイメージを覆すハイブリッド車が6月に相次ぎ登場する。ホンダや富士重工業は、システムの改良などで走行性能をガソリン車以上に高めた。エコカーの覇権争いが激化する中、「走り」も売り物にして、世界でシェア拡大を目指す。

 ホンダの伊東孝紳社長は5月16日、世界最高峰の自動車レース、フォーミュラ・ワン(F1)に再参入すると発表した。その理由について、「レース車から得た技術も量産車に波及させたい」と説明した。

 その理念を、エコカーの代表選手であるハイブリッド車でまず実現する。6月21日に発売する「アコードハイブリッド」は、2008年まで参戦していたF1のエンジン開発などを経験した技術者が開発を進めてきた。その狙いは、高い燃費性能を維持しながら、「走り」を極限まで高めた新しいハイブリッド車を作り上げることだ。

 エンジンやモーターなどパワートレインの開発を担ったのは、第5技術開発室の長谷川祐介室長。2002年から2008年までF1向けエンジン開発などに従事し、世界中のサーキットを転々とした経験を持つ。「F1の開発で培った走行データの解析手法などをシステム開発に生かした」と言う。

 ホンダは今回、アコード用を含めて3種類のハイブリッドシステムを開発した。今年中に発売する新車へ順次、搭載していく。

 ハイブリッド車の技術で、日本勢は世界の最先端を走っているが、それを牽引していたのはトヨタ自動車だ。トヨタの「プリウス」を筆頭に、これまで燃費性能の高さをアピールしてきた面が強い。一方、ホンダは今回開発したハイブリッドシステムを「スポーツハイブリッド」と名づけた。これまでもハイブリッド車を生産してきたが、販売台数でトヨタの後塵を拝し、存在感を十分には発揮できていなかった。走行性能を武器に、巻き返しを図ろうとしている。

 ホンダがこれまで小型車「インサイト」などに搭載していたハイブリッドシステムは「IMA」という。1つのモーターをエンジンの補助的な役割に使う、シンプルな構造だ。燃費を改善しながらも、ガソリン車とのコスト差を最小限にし、トヨタのプリウスなどに比べてコスト競争力の高さで売り込もうという狙いがあった。

 今回、ホンダが新たに開発したシステムの特徴は、より電動への依存度を高めた点にある。低回転から力強いトルクを発揮し、エンジンよりもアクセル操作へ機敏に反応しやすいモーターの特性をフルに引き出し、きびきびした走りを実現している。

 従来のハイブリッド車にあった「おとなしい走り」というイメージを払拭しそうだ。モーターの搭載個数などによって、システムは3種類に分かれている。

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「「走り」極めたエコカー」の著者

大西 孝弘

大西 孝弘(おおにし・たかひろ)

日経ビジネス記者

1976年横浜市生まれ。「日経エコロジー」「日経ビジネス」で自動車など製造業、ゴミ、資源、エネルギー関連を取材。2011年から日本経済新聞証券部で化学と通信業界を担当。2016年10月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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