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労務問題に正面から取り組む旅館

南房総で旅館を経営する「ろくや」の渡邉丈宏社長(後編)

2014年3月20日(木)

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 南房総にある鮮魚料理と温泉が自慢の宿「ろくや」。バブル経済崩壊後に客足が遠のく経営危機が襲った同社だが、渡邉丈宏社長は地道な経営改革を進め、今では、予約が簡単に入らないほどの繁盛旅館になった。旅館を2軒に増やす拡大経営の過程で、旅館の長時間労働や休日数の少なさに気が付いた。そして、更なる生産性向上への取り組みや、給料アップの仕組み作りを始めた。(前回はこちら)。

ボーナスが100万円を超えたスタッフも

給料はどのようにしているのですか?

ろくやの渡邉丈宏社長

渡邉:基本的に普通の会社と一緒です。管理職には管理職としての意識を持ってもらうために役職手当を付けています。旅館は、家族や子供にとってかわいそうな商売なので、子ども手当を付けて、家族がいるスタッフにはパフォーマンスとは関係なく高めの給料を出せるようにしています。

 ボーナスも毎年出しています。どれだけの額のボーナスを出すということは決めていませんが、パフォーマンス評価に基づいてスタッフ1人ひとりのボーナスの支給額を決めています。ここにきて100万円を超えたスタッフも5名も出ています。

 約40人いる社員の年間賃金の平均は350万円から380万円程度にまでなりました。年収が500万円を超えているスタッフも数名います。これからさらに生産性を上げ、社員の給料をもっと上げていきたいと思っています。これは会社がここまでできるようなったのは社員達のおかげだからです。

 減価償却費の範囲内で借金を返済できるようになりましたので、社員の努力で出た利益は基本的に全て現金として会社に残ります。

 自分達は積極的な多店舗展開を考えていませんので、会社にはそれほど大きな利益は必要ありません。結果として決算の結果から払えるお金を人件費により多く回せ、会社のパフォーマンス次第で自分達だけの力で給料を増やすことができる、ということなのです。

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「労務問題に正面から取り組む旅館」の著者

内藤 耕

内藤 耕(ないとう・こう)

サービス産業革新推進機構代表理事

世界銀行グループ、独立行政法人産業技術総合研究所サービス工学研究センターを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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