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中国企業の傘下に入る厳しい現実

ハイアール流に戸惑う三洋社員

2014年3月18日(火)

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松本総監らは旧三洋電機で培った技術をハイアール本社へ提案している(写真は洗濯機R&Dセンターの実験施設)

 中国家電メーカー、ハイアールは2011年にパナソニックから三洋電機の冷蔵庫と洗濯機事業を買収した。かつて三洋電機は「白物家電のモルモット」と言われていた。風呂の水を再利用する洗濯機や洗剤のいらない洗濯機など、業界初のアイデア製品を生み出してきた。ハイアールに買収された後は、アイデアの宝庫だった旧三洋電機の研究開発拠点は中国のハイアール本社へ技術を移管し、新製品開発に生かしてきた。

 三洋とハイアールの融合が進むなかで、ハイアール流に戸惑う旧三洋電機の社員もいる。若手社員でも能力さえあれば昇進するハイアールに対し、年功序列の組織だった旧三洋電機。旧三洋電機の社員は企業文化の違いに戸惑いつつも、変化の速さに慣れようと必死に取り組んでいる。

 京都市内に拠点を置くハイアールアジアインターナショナルの洗濯機R&Dセンター。技術責任者を務める松本雅和総監(52)にとって1年で最も緊張する会議が秋にある。中国・青島本社で開かれる技術開発の検討会議だ。

 この会議で5年先に実現しそうな要素技術開発をどの拠点が担当するのか決まる。20億円の研究開発費を日米欧、2012年に買収したニュージーランドのフィッシャーアンドパイケルの4拠点で奪い合う。

 松本総監は壁に貼られた約20の研究テーマ一覧から、自分の拠点が担えるテーマを探す。研究開発費を得るために、自分の拠点がいかに優れているのかアピールしなければならない。「日本の技術者にとってプレゼンは苦手な分野。でもやるしかない」(松本総監)。この会議はすべて英語で行われる。

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「中国企業の傘下に入る厳しい現実」の著者

西 雄大

西 雄大(にし・たけひろ)

日経ビジネス記者

2002年同志社大学経済学部卒業。同年、日経BP社に入社。日経情報ストラテジー、日本経済新聞社出向、日経コンピュータ編集部を経て、2013年1月から日経ビジネス編集部記者。電機、ネットなどを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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牛島 信 弁護士