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横河電機、製品マニュアルをデジタルにして良かったこと

国内企業で最初にマニュアル製作でDITA規格を導入(前編)

  • 田代 真人

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2014年3月24日(月)

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 前回、ブラザー工業が始めたというDITA規格でのマニュアル製作をご紹介した。そのブラザー工業の担当者が最初に教えを請うた会社が計測・制御システムで名高いグローバル企業、横河電機だ。横河電機は、国内企業で最初にマニュアル製作にDITA規格を導入した。そこで、今回は横河電機のDITA導入ケースをご紹介したい。

 お話を伺ったのは IAプラットフォーム事業本部システム事業部 開発管理部課長三宅正二氏とQAドキュメント課の針ヶ谷佳史氏。まず、横河電機の製品は私たち一般消費者にはなかなかイメージしづらいのだが、具体的にはどのような製品のマニュアルなのだろうか。

QAドキュメント課 針ヶ谷佳史(はりがやよしぶみ)氏とIAプラットフォーム事業本部システム事業部 開発管理部課長 三宅正二(みやけしょうじ)氏

1万ページ以上のマニュアルは製作も閲覧も大変

 「当社の大きな事業の柱は計測と制御機器。これらは石油精製プラントなど大きな施設をコントロールしています。私たちはそのコントロール装置のドキュメントを作っています」と、社内で先頭に立ってDITA導入を指揮した針ヶ谷氏。

 「当社製品の場合、取扱説明書は多いもので1万ページを超える分量のものもあり、また、読む人も多いんです。現場のオペレータの人はもちろん、保守の人から社内ユーザーまで。プラントメーカーさんも読者です。ですからけっこう力を入れて製作しています」

 私たちにとって、まずプラントのコントロール装置がどれだけ巨大なものかなど想像もできない。しかもその装置を動かすために1万ページを超えるマニュアルとなると、どうやって読みこなすのかさえ想像できない。コンシューマー製品とは桁が違うのだ。

 また、読む以上に、製作となるともっと大変だ。マニュアル全体の設計、項目抽出、執筆、編集、レイアウト(組版)などのDTP、印刷……これらを1万ページにわたって行なっていく作業の膨大さ。加えて製作作業には、仕様の変更など文章の修正も入ってくる。

 「以前は、マニュアル製作において設計や原稿執筆は社内で行い、大部分のDTP作業や翻訳は外注でお願いしていました。ただし納期が短い場合の修正に対応するため、少数ですが、翻訳者やDTPオペレーターも社内に確保していました。

 また、海外拠点では執筆者はいても組版などのDTP技術者の確保が難しく、日本と同じ組織を作れなかったんですね。日本から連れて行くことも検討しましたがコスト的に難しい。そこで、マニュアルを定型フォーマットにし、自動組版を取り入れた製作方式を検討したのです」

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