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メールより電話、電話より訪問

“時代遅れ”が武器になる その3

2014年3月28日(金)

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今の時代でも、パソコンやメールを活用せず経営することは可能だ。IT化や最新理論に頼らないことで、逆に効率が上がる業態もある。あえて時代に背を向ける強い“昭和な会社”を紹介するシリーズの3回目。徳島県の古民家で研究開発するITベンチャー、ダイレクトメールも顧客宅に出向いて手渡しするし好業績をあげる高級自動車販売会社などを紹介する。

no.9 マイクロアド

Data
ネット広告配信
東京都渋谷区 創業/2007年

サイバーエージェントのグループ会社で、国内最大級のネット広告配信事業者。2014年1月に、新規事業担当者向けに相撲の土俵型オフィスを導入。社員の士気向上や事業の進捗を見える化した。IT企業ながら、昭和のアナログ感や和の心を最先端オフィスに融合させる。

オフィスは土俵型
マイクロアド

 昭和と言えば、思い浮かぶのが「巨人・大鵬・卵焼き」。その大鵬が活躍した舞台を、そのままオフィスにしてしまった会社がある。2007年設立のIT企業マイクロアド。サイバーエージェントのグループ企業で、ネット広告配信を手がける。

 オフィス内で周りから一段高くなった相撲の土俵の上に、机が円形に並んでいる。そんな不思議な設備を2014年1月に導入した理由は2つ。1つは、会社の将来を担う新規事業担当の士気向上のためだ。

 なぜ土俵の上に机を置くことがモチベーション向上につながるのか。単純に、オフィス内で目立つからだ。

奮い立つ新規事業担当者

 「新規事業は小さなグループで発足するため、重要な役割を担うのに、社内で目立たないことが課題だった」。マイクロアドの渡辺健太郎社長は経緯を話す。新事業の重要性を社員全員で共有し、かつ、会社として応援している雰囲気をどう作ればよいか。最終的に行き着いた答えが、相撲の土俵型オフィスだった。

 「目立つということは緊張感の向上にもつながる」と渡辺社長は話す。

 土俵の上の机に座る社員の頭上には木札がぶら下がり、「十両」や「小結」などの格付けが書かれている。これは担当者が手がけている事業の進捗状況を見える化している。一定の売り上げや粗利を超えると番付けが上がる。売上高や粗利がゼロの状態が「幕下」だ。

 昭和から平成に入り、多くの企業では島型のオフィスレイアウトが姿を消し、さらに各自の机の間にはパーティションが設けられた。他人を気にせず、仕事にとことん集中できる環境を整えるためだ。

 そんな平成のオフィスとは真逆のマイクロアドの本社。だが「お互いの顔と仕事が見える昭和型オフィスこそ社員のやる気を引き出し、業績の向上にもつながる環境。土俵型はその理想の1つ」と渡辺社長は考える。

 国内最大級のネット広告配信業者となった同社だが、国内で同分野のトップ企業は米グーグル日本法人。土俵型オフィスから新規事業を次々と生み出し、巨人の背中を追う考えだ。

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