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ユニクロ、パート・アルバイト正社員化の費用対効果は

人事・財務担当役員が明かす「単純なコスト増にならない理由」

2014年3月24日(月)

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 ユニクロは国内の店舗に務めるパートタイマーやアルバイト約1万6000人の正社員化を進める。日経ビジネス3月24日号特集「ユニクロ大転換 柳井正の決断」では、ファーストリテイリングの大規模な経営方針について、その全貌をつまびらかにした。

 今後、非正規社員から正社員となるスタッフの待遇はどう変わるのか。また1万6000人の正社員化が経営や財務に与えるインパクトは。

 ファーストリテイリングの岡﨑健・グループ上席執行役員CFO(最高財務責任者)と、横濱潤・グループ上席執行役員人事採用教育担当が、改めて今回の取り組みの狙いについて説明する。

ファーストリテイリングで人事や教育、採用などを担当する横濱潤・グループ上席執行役員。1987年東京大学経済学部を卒業後、北海道拓殖銀行へ入る。93年、米シカゴ大学でMBAを取得後、98年にボストンコンサルティンググループ東京事務所へ入社。2009年、ファーストリテイリングに転じ、2011年からグループ上席執行役員に就く。ファーストリテイリングフランスの共同CEO(最高経営責任者)も務める。



(撮影:古立 康三、ほかも同じ)

ファーストリテイリングのグループ上席執行役員CFO、岡﨑健氏。1988年京都大学経済学部を卒業後、日本長期信用銀行に入る。94年、米カリフォルニア大学バークレーでMBAを取得。98年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、2011年にファーストリテイリングに転じる。2012年9月からグループ上席執行役員CFOを務める。


ファーストリテイリングでは今回、国内のユニクロ店舗に務めるパートやアルバイト約1万6000人を、「R(リージョナル=地域)社員」として正規雇用する決断を下しました。また既存の正社員も、「N(ナショナル=国)社員」と「G(グローバル=世界)社員」に分類していきます。改めてこの狙いを教えてください。

横濱氏:パートタイマーやアルバイトの正社員化は、実は、もともとある制度です。

 「R社員」とは地域社員のことです。地域社員なので、正社員ではあるけれども基本的に転勤がほとんどない。特定の非常に狭い地域で仕事をする。一方で、一般の正社員は日本中、もしくは世界中に転勤がある仕組みです。

 それを、これから導入する「R、N、G」の制度によって変えていきます。まずは「R社員」について説明しましょう。

 R社員は、今までよりもさらに明確に、地域の店舗運営の主役になる存在と位置付けます。R社員自体は元々あった制度ですが、今後は店舗運営の主役になる人を採用したり、育てていったりする。その前提で人事制度を若干変更します。報酬も変えますし、キャリアパスやトレーニングも変えていく。

 現在、店舗で働く人を普通の正社員とそれ以外の人に分けると、全体のおよそ8~9割が、R社員も含めた、いわゆる「一般的な正社員」以外の人になります。店舗で働く大半がR社員とパートタイマー、アルバイトの方で占められている。そのうえR社員は非常に少ない。実際に店舗で働く人の約1割程度です。

現在のR社員は、2007年にファーストリテイリングがパートタイマーなどを「地域限定社員」として、正規雇用した際の方々ですか。

横濱氏:その通りです。当時の地域限定社員が、R社員として今まで運用されてきました。

 ただ今後は、店舗で働く人のおよそ半分を、正社員化する目論見です。既に3月からは、アルバイトやパートタイマーの中から、正社員への転換を始めています。同時に今後は外部からも大々的に採用を進めていく。これがR社員です。

コメント10件コメント/レビュー

ブラック企業と呼ばれた罪の償いに、パートやアルバイトの正社員を増やすのであれば賛成しますよ。(2014/03/26)

「ユニクロ大転換 柳井正の決断」のバックナンバー

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「ユニクロ、パート・アルバイト正社員化の費用対効果は」の著者

池田 信太朗

池田 信太朗(いけだ・しんたろう)

日経ビジネスオンライン編集長

2000年に日経BP入社。2006年から『日経ビジネス』記者として、主に流通業界の取材に当たる。2012年『日経ビジネスDigital』のサービスを立ち上げて初代編集長、2012年9月から香港支局特派員、2015年1月から現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日野 なおみ

日野 なおみ(ひの・なおみ)

日経ビジネスクロスメディア編集長

月刊誌「日経トレンディ」を経て、2011年から「日経ビジネス」記者。航空・運輸業界や小売業界などを担当。2017年4月から現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ブラック企業と呼ばれた罪の償いに、パートやアルバイトの正社員を増やすのであれば賛成しますよ。(2014/03/26)

「良い店長」「悪い店長」を売上高だけで評価しているようですが、店長だけでなく、立地条件等、売上に影響する条件は他にも多々あると思います。一般の常識のある会社としては、それらは既に反映済であるのは当然と思いますが、売上高70%が「悪い店長」で、売上高130%が「良い店長」であると公言されるトップ方々には驚かされました。 正社員化する意見には反対しませんが、最初にコメントされた方の意見にありましたように、20年後、30年後のことを考えられて正社員化されようとしているのでしょうか?正社員化すると本人が「辞める」と言わない限り、よっぽどのことがない限り、定年まで辞めさせられないのではないかと考えられます。60歳近い店員の多いアパレル関連の店には足が向かないように思います。。また、今までのように「業績のが悪いから」と言って店舗を撤退させることは、今後安易には出来なくなるように思います。全て想定内とは思いますが!(2014/03/24)

店長って事前に教育しないのかな。2倍も違うって異常でしょ。R社員は年収300~400万ぐらいにすればアルバイトと人件費かわらないから切り替えただけではないでしょうか。(2014/03/24)

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三品 和広 神戸大学教授