• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

朴槿恵が中国に「NO」と言えない理由

読者からの質問に答えて(10)

2014年3月28日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

前回から読む)

 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領はなぜ、安倍晋三首相との会談を極度に嫌がるのか。前回は(1)読み間違い(2)強気の交渉スタイル(3)父親の負の遺産――の3つの側面から説明した。今回は中国を通して韓国を読む。

日本の首相には絶対会えない

3つの説を聞いて、日韓首脳会談を避け続ける異様な朴槿恵外交への疑問が解けてきました。

鈴置:実はもう1つ、有力な説が浮上しています。「中国が怖いからだ」との見方です。これを「恐中説」と呼んでおきます。これら韓国の一連の行動の根には、台頭する中国への恐怖があるからです。

 米国は中国を包囲するために「日―米―韓」の3国軍事協力の強化を進めています。一方、中国は韓国に加わるなと命じています。

 米中の間で板挟みになった韓国は「日本の右傾化が原因で日韓関係が悪化した」との理由を掲げ、3国軍事協力から逃げ回っています。

 「最悪の日韓関係」を示すためにも朴槿恵大統領は、日本の首相に絶対に会うわけにはいかないのです。

奇策におぼれた韓国

日韓首脳会談を開きつつ「日韓関係は悪い」と言い続ける手もあるのでは?

鈴置:もちろん、日本の譲歩なしに首脳会談に応じれば「日韓関係が悪いから3国軍事協力もできない」と米国に言えます。でも、それでは韓国が日本に対し外交的に「負けた」ことになります。

 韓国は「日本が慰安婦問題などで譲歩しない限り、首脳会談には応じない」とハードルを上げてしまっているからです。韓国人は外交を勝ち負けで考えますから、その選択は容易ではないのです。

 一方、日本に外交的に「勝った」つまり、日本の譲歩を勝ち取って首脳会談に応じた場合です。今度は米国に対し「日韓関係が悪いから、米国の要求には応じられない」と言えなくなります。朴槿恵政権は奇策を弄した結果、外交的なジレンマに陥ったのです。

待望の第3弾 最新刊Amazon先行予約開始!
「踏み絵」迫る米国 「逆切れ」する韓国

「従中」へ動く韓国。それに苛立つ米国は
4月、オバマ訪韓で「踏み絵」を迫る。
その先に見える、新たなアジアの構図とは?


中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
中国という蟻地獄に落ちた韓国』の著者が
待望のシリーズ第3弾、4月22日発行。
Amazon先行予約スタート!

コメント21件コメント/レビュー

「朴槿恵、韓米日会談で首根っこ」韓国紙風に書くとこんな感じでしょうか。オバマからすれば「来年作戦統制権返すから。あと、いつも安倍が安倍がと言ってるから本人呼んどいた。文句があるなら今言えすぐ言え」ってところでしょう。安倍はこのネタを切り出すためのだしに使われただけですね。実際日韓の間に日本側から見た懸案はないですから。このまま行くとまた対馬海峡にアチソンラインが引かれそうですね。それ以前に北朝鮮を暴れさせているのは日本の仕業じゃないかと思えるぐらい。日本としては東南アジア安保に米軍は必須なわけですから、中国の離間策におめおめと乗らないことですね。国務省系はともかく国防総省系とはがっちり手をとり合っておかないと。(2014/03/31)

「早読み 深読み 朝鮮半島」のバックナンバー

一覧

「朴槿恵が中国に「NO」と言えない理由」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「朴槿恵、韓米日会談で首根っこ」韓国紙風に書くとこんな感じでしょうか。オバマからすれば「来年作戦統制権返すから。あと、いつも安倍が安倍がと言ってるから本人呼んどいた。文句があるなら今言えすぐ言え」ってところでしょう。安倍はこのネタを切り出すためのだしに使われただけですね。実際日韓の間に日本側から見た懸案はないですから。このまま行くとまた対馬海峡にアチソンラインが引かれそうですね。それ以前に北朝鮮を暴れさせているのは日本の仕業じゃないかと思えるぐらい。日本としては東南アジア安保に米軍は必須なわけですから、中国の離間策におめおめと乗らないことですね。国務省系はともかく国防総省系とはがっちり手をとり合っておかないと。(2014/03/31)

中国とのさらなる関係緊密化を願っているのは米国も同じでしょ。ミッシェル夫人は一週間も中国に行ってパンダ外交していたんですから。日本は米国からも足元をすくわれないように気をつけないと思います。(2014/03/31)

前にも書いた記憶があるのですが、これ以上中国に寄り添って安泰なのは指導者層だけで、一般国民は下手すると最下層に貶められて今以上の苦境に陥る危険がある。 なのに、政府やその御用マスコミの扇動に乗っかってるだけなのが私には理解できない。(まぁ、そうなっても、「こんなに悲惨な事態になったのは日本が悪いんだ」という扇動一発で解決しちゃいそうなのが。。。) 個人的には、韓国は別に普段から意識する国では無いですが、立派に世界の中の一国家だと思っています。 台湾もです。 一国家として、東アジア諸国を脅す理由と、そして、脅す事しか出来ない事を理解すべきです。 日本の政治家もですけどね。(2014/03/31)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

小池さんがこの言葉(排除)を述べたことで、「風」が変わっていきました。 ただし、小池さんが言ったことは正論です。

若狭 勝 前衆院議員