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朴槿恵が中国に「NO」と言えない理由

読者からの質問に答えて(10)

2014年3月28日(金)

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 朴槿恵(パク・クンヘ)大統領はなぜ、安倍晋三首相との会談を極度に嫌がるのか。前回は(1)読み間違い(2)強気の交渉スタイル(3)父親の負の遺産――の3つの側面から説明した。今回は中国を通して韓国を読む。

日本の首相には絶対会えない

3つの説を聞いて、日韓首脳会談を避け続ける異様な朴槿恵外交への疑問が解けてきました。

鈴置:実はもう1つ、有力な説が浮上しています。「中国が怖いからだ」との見方です。これを「恐中説」と呼んでおきます。これら韓国の一連の行動の根には、台頭する中国への恐怖があるからです。

 米国は中国を包囲するために「日―米―韓」の3国軍事協力の強化を進めています。一方、中国は韓国に加わるなと命じています。

 米中の間で板挟みになった韓国は「日本の右傾化が原因で日韓関係が悪化した」との理由を掲げ、3国軍事協力から逃げ回っています。

 「最悪の日韓関係」を示すためにも朴槿恵大統領は、日本の首相に絶対に会うわけにはいかないのです。

奇策におぼれた韓国

日韓首脳会談を開きつつ「日韓関係は悪い」と言い続ける手もあるのでは?

鈴置:もちろん、日本の譲歩なしに首脳会談に応じれば「日韓関係が悪いから3国軍事協力もできない」と米国に言えます。でも、それでは韓国が日本に対し外交的に「負けた」ことになります。

 韓国は「日本が慰安婦問題などで譲歩しない限り、首脳会談には応じない」とハードルを上げてしまっているからです。韓国人は外交を勝ち負けで考えますから、その選択は容易ではないのです。

 一方、日本に外交的に「勝った」つまり、日本の譲歩を勝ち取って首脳会談に応じた場合です。今度は米国に対し「日韓関係が悪いから、米国の要求には応じられない」と言えなくなります。朴槿恵政権は奇策を弄した結果、外交的なジレンマに陥ったのです。

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「朴槿恵が中国に「NO」と言えない理由」の著者

鈴置 高史

鈴置 高史(すずおき・たかぶみ)

日本経済新聞社編集委員

1977年、日本経済新聞社に入社。ソウル特派員(87~92年)、香港特派員(99~2003年と06~08年)などを経て、04年から05年まで経済解説部長。02年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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ビル・エモット 英エコノミスト誌元編集長