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女性が役員会に入ると、何が変わる?

2014年4月3日(木)

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ブリュッセルのオフィス街で

 「あなたがいてくれたからこそ厳しい質問も飛び出して、いい議論ができたよ」

 ノルウエーで数々の会社の社外取締役を経験し、現在は欧州役員連合ecoDaの理事を務めるトューリッド・ソルバンクさんは、ある会社で社外取締役を降りるとき、役員会の議長からこう声をかけられた。ソルバンクさんが加わったことで、規定路線に対して「そもそも」を問い直す機運が高まったという。

 女性の取締役は従来の男性中心のネットワーク、いわゆるオールド・ボーイズ・ネットワークから距離を置いてきたため、これまでの了解事項について率直に疑問を投げかけることが多い。これが暗黙知や既得権益の見直しを促し、企業統治(ガバナンス)の強化につながる。こうした話は日本でも聞いたことがある。やはりそうか、とうなずいたところ、今度は社外取締役の経験豊富な経営戦略コンサルティング会社社長クリスティーナ・ビィッシニさんの言葉に、耳を疑った。

女性役員に求められる「根回し」スキル

 「女性社外取締役とはいえ、根回しも必要なら、あうんの呼吸が必要なこともある」

 イタリア人の女性経営者から「根回し」の必要性を説かれるとは意外だった。誤解を招きかねないので、これには少し説明が必要だろう。女性が社外取締役になるなら、従来の役員と同化しろという話では決してない。むしろ逆だ。女性役員クオータ制を導入しても「必ずしも、役員会の多様性が実現するとは限らない。女性が男性中心の意思決定にYESしか言わない、YESマンだとしたら何の変化も起きない」とクギを刺す。

 女性役員はYESマンになってはいけない。その上で、「役員としてのコミュニケーション戦略が必要だ」というのだ。役員会で意見が割れたときでも、議論を建設的かつ前向きな方向に導いて付加価値を生むような発言ができなければいけない。

 もう一つ重要なポイントは「役員会の議長の顔を赤らませるような発言をしてはいけない。他の役員をリスペクトするためにも、恥をかかせないこと。そのためには役員会が始まる前に、時には根回しを終わらせておく必要がある」と実体験を踏まえて語る。まさに政治家と同じだという。

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「女性が役員会に入ると、何が変わる?」の著者

野村浩子

野村浩子(のむら・ひろこ)

ジャーナリスト・淑徳大学教授

日経ホーム出版社(現日経BP社)で「日経WOMAN」編集長、女性リーダー向け雑誌「日経EW」編集長などを歴任。日本経済新聞社・編集委員などを経て、2014年4月から、淑徳大学人文学部表現学科長・教授。財政制度等審議会委員など政府審議会委員も務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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