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ホンダ、インド大躍進のワケ

松本宜之常務執行役員に聞く

2014年3月31日(月)

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 成長著しいアジア市場を取り込もうと、日本企業は「アジア重視」の旗を振り続けてきた。だが、それは日本人発想の「現地化」ではなかったか。期待していた成果を本当に得られているだろうか。

 本誌は提言する。今こそアジアを母国市場と捉え直し、「アジアファースト」とも言うべき事業構造に転換すべきだ。それができなければ、変化の激しい環境に跳ね返される。

 ここでは日経ビジネス3月31日号の特集「アジアファースト」と連動し、アジアファーストに舵を切り、成果を上げている企業の事例を紹介する。

 1回目はインドで3%足らずだったシェアを、2013年に一気に6~7%まで伸ばしたホンダの事例だ。大躍進の背景には何があったのか、持続できるのか。2013年4月からインドに駐在し、アジア大洋州地域の開発・生産を統括する松本宜之常務執行役員に、ホンダが考えるアジアでの開発について聞いた。

(聞き手は佐藤 浩実)

松本さんが昨年4月にインドに赴任する前、ホンダのシェアはインドで3%にも満たない状況でした。正直言って、「うまくいっている」ようには見えなかった。それが直近だと6~7%まで高まっています。小型セダンの「アメイズ」が牽引したという事実は分かりますが、この間、ホンダでは一体何が起きていたのですか?

松本:赴任したから急に良くなったわけじゃない(笑)。

ホンダでアジア大洋州地域の開発・生産を統括する松本宜之常務執行役員

 もともと、ホンダには小さいクルマの課題国と位置付けている国があった。日本もそうで、「N」シリーズという軽自動車を出すことである程度メドを付けた。

 インドに関しては、現地では「ペットロール」って呼ぶんだけど、ガソリン車しかなかった。だから、アメイズが出るまでホンダの参入率は10%(編集部注:クルマを買う人の10人に1人だけが欲しがる価格帯や車種を揃えている状態を指す)だけ。そもそもディーゼル車が7割を占める市場で、残り3割もすべてを網羅できているわけじゃなかった。

 だから、ディーゼルエンジンの開発を2年ぐらい前倒ししたんです。欧州向けも意識しながら中途半端に作っていたのを「前倒しする」って決めて、一気にインド向けに振った。それで、「アメイズ」というクルマをインドのディーゼル車の第1弾として出そうと。

 タイの研究所が中心になって開発してくれて、(開発が進むごとにその都度行う)評価会は常に前倒し、ひたすら前倒し、1日でも前倒しでやった。だから赴任してすぐの4月12日にはアメイズの新車発表会ができて、インドでの参入率を30%に増やせた。それが最近の実績になって出てきている。

インド市場向けに開発した小型セダン「アメイズ」

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「ホンダ、インド大躍進のワケ」の著者

佐藤 浩実

佐藤 浩実(さとう・ひろみ)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社で電機、機械、自動車を6年間取材。13年4月に日経ビジネスへ。引き続き製造業を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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