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ムダを省くと技術者が幸せになれる

なぜ世界トップになれたのか(その2)

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2014年4月7日(月)

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 「メトロール」は私の父が創業しました。父はそれ以前、大手光学機器メーカーで技術者をしておりました。その後、別の会社に移り、独立しました。

 その父が常々言っていたのは、「技術者っていうのは恵まれないな」ということ。父が勤めていた会社で、様々な苦労の末に画期的な新製品を開発した先輩技術者がいたんですが、その方が世に出ることはまったくなかった、と嘆いていました。

 ということで、父は私がまだ学生の時に今の会社を設立したわけですが、その時に強く心に決めたのが、「技術者が幸せになれるような会社をつくりたい」ということでした。

ムダを省けば皆がクリエーティブになれる

 技術者が幸せになるためには、どうしたらいいか。私の考えは非常にシンプルです。会社の中にある「お金を生まないムダ」をすべて排除してしまえばいいんです。そうすれば、クリエーティブなことだけにエネルギーと投資を向けられるようになります。そのために必要なのが、ITというインフラです。

 わが社では皆、「どうやったら新しいお客さんを増やせるか」「どうすれば、インターネットでお客さんに情報を拡散できるか」を考えています。製造部門では「どうすればいい製品が作れるか」「どうやったら生産性の高い、効率のいい生産の仕組みができる」と、いつもクリエーティブな話ばかりをしている。

 ITというインフラを活用することの何が一番のメリットかと言えば、社員がルーティン業務をしなくても済むようになることです。考えなくてもいい力仕事や型通りの仕事はみんなコンピューターがやってくれる。直接部門の人間は、考えることだけに特化すればいい。これが、ITを使った組織づくりのメリットだと思います。

 それともう1つ。インターネットで情報共有することにより、私たちの会社では総務、人事、経理などの間接部門がまったくいらなくなりました。もちろん、担当者はいますよ。でも、組織として部門はつくりません。あるのは製造部門、営業部門、設計部門だけです。

 つまり、間接業務はすべて細切れにして、各部門に全部、その権限を与えた。人事課もありません。製造の苦労が分かるのは製造部門の長、営業の苦労が分かるのは営業部門の長ですから、そんな、自分だけ安全なところにいて人に点数を付けるなんていう部門はうちの会社にはいらないし、許さない。

 新卒採用は営業部門が仕切り、販促部門が募集団をやって、営業部門が説明会を開きます。あとは、各部門の人間が面接なり何なりやればいい。採用も、一種のプロジェクトのように運営しています。

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