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増益はもういい、職員にもっと還元したい

広島市信用組合の山本明弘理事長(後編)

2014年4月3日(木)

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 広島市信用組合(シシンヨー)は、10期連続で増収増益を実現している、知る人ぞ知る金融機関だ。預金と融資に特化し、職員達が地道に現場を歩いて、成果を積み上げてきた。シシンヨーは次に、女性職員の活用や、優秀な職員を採用するために働く環境の整備を始めた。
広島市信用組合(シシンヨー)の山本明弘理事長

前回はこちら

山本:シシンヨーでは、10期連続で増収増益を実現してきました。今期もこのままいけば11期連続の増収をほぼ確実に実現できそうです。預金額は来期早々には5000億円になる見通しが出てきました。

 金融機関の本来業務の利益指標であるコア業務純益も信用金庫と肩を並べるところまで来ています。これは何か特別なことをやっているわけではなく、むしろ他に余計なことをやらないで、職員達が地道に現場を歩いて、その成果を毎日積み上げてきた結果がすべてです。

預金1兆円が目標、不良債権2年か3年で処理

 「9時半になったら出て行けよ、12時になれば帰って来いよ」「1時になったら出て行けよ、4時から5時の間に帰って来いよ」ということを毎日徹底して繰り返しているだけです。私は役職員全員に「預金1兆円を視野に入れていこうじゃないか」と言っています。

 ただ、増益については、もういいかなと思い始めています。自分としては、これから不良債権の引当をさらに厚くし、金融機関としての体力をつけていこうと考えています。このようなことを内部の会議で話しましたら、一番喜んだのが現場で実際に働いている支店長達で、大拍手になりました。

 今のペースで引当を続けていけば、あと2年か3年で不良債権の処理もほぼ見通しがついてパーフェクトな財務状況になり、現場ではより思い切って仕事ができる環境が整ってきます。そうしたら、企業としてシシンヨーがやらなければならないのは、現場で頑張ってくれている職員達に給料として還元していくことです。

これからは人への投資ですね?

山本:結局のところ、最後はそれがないとダメです。これまでも毎月の給料やボーナスの支給額を上げてきました。昨年に比べ今年の方が確実に増えていて、来期はさらに上げていく予定です。

 会社の経営環境が整う3年後からは一気にぐいぐいと上げていきます。これで職員が喜んでくれれば自分もうれしい。ただ、そのためには職員もさらに働き方に工夫をしていかなければなりません。

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「増益はもういい、職員にもっと還元したい」の著者

内藤 耕

内藤 耕(ないとう・こう)

サービス産業革新推進機構代表理事

世界銀行グループ、独立行政法人産業技術総合研究所サービス工学研究センターを経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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